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コラム6
株式会社LIFULLによる地域における女性の支援事業(LIFULL FaM)
株式会社LIFULLは、平成28(2016)年から、女性が子育てと仕事を両立しながらスキルアップできる就労支援事業、LIFULL FaMを運営している。
この事業においては、子育てや介護などにより働く機会が限られていた地域の女性たちに対して、Web関連業務の基礎(SNSマーケティング・Webライティングの基礎知識を含む。)を体系立ててレクチャーするなどにより、テレワークのスキル習得と仕事獲得をサポートし、最終的にはWeb関連の仕事を自律して行うことができる人材の育成を目指している。
LIFULL FaMは、平成28(2016)年の事業開始以来、次第に業務内容を拡大するとともに、平成30(2018)年からは地方展開を進めてきたところである。令和8(2026)年1月現在で、全国各地に保育スタッフのいるキッズスペースを付設した4か所(東京都千代田区、福井県鯖江市、島根県雲南市、岩手県釜石市)の直営拠点、全国の地方公共団体と連携した学びと働きの場である5か所(宮城県気仙沼市、宮城県丸森町、埼玉県小鹿野町、栃木県日光市、鹿児島県垂水市)の地域連携拠点が設置されている。IT企業などから仕事を受託するほか、全国の様々な地方公共団体と連携した移住・定住の促進にも取り組んでいる。
LIFULL FaMにおける取組は、以下のような特色を有する。
(1) 安定的な仕事量と伴走サポート
講座修了後すぐに、日本最大級の不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」のネットワーク(全国3万店以上の不動産店舗)から安定的に仕事を紹介。経験豊富なディレクターが全案件をサポートしている。また、拠点にはキッズスペースを併設し、こどもの病気等にも柔軟に対応できるチーム制を導入するなど、働きやすい環境を整備している。
(2) 地域へのスキル還元と自律的なキャリア形成への伴走
この事業においては、単にLIFULL FaMが都市部の仕事を提供するにとどまらず、将来的に地域の女性たちが地域内で自律して案件(Instagram運用代行等)を受注できるよう、その準備段階から支援を行っている。
具体的には、LIFULL FaMが実務に深く関与し、業務遂行を並走して支えることで、経験の浅い人材でも安心して地域企業から受託できる準備体制を整備している。この「教育から自走まで」を一貫して支えるモデルは、地域内におけるスキルの好循環を生み出すだけでなく、地元企業のWeb活用支援等へと還元され、地域全体のDX推進に貢献している。
(3) 「空き家×子育て支援」による地域コミュニティの創出
地域の遊休資産である空き家などを講座や仕事の場として活用している。テレワーク拠点の整備・活用を通じて地域に新たなコミュニティを育んでいる。
これまで400人以上が受講し、報酬支払総額は5億円を超えており、導入実績のある地方公共団体は14にのぼる。平均月収8万円。最高は60万円である。
LIFULL FaMでは、今後も、「子育てと仕事をHappyに!」をコンセプトに、女性が働きがいを持って活躍できる社会の創造に取り組むこととしている。
(LIFULL FaMにおける業務の様子)