第2節 家事・育児・介護等に男性が参画可能となるための環境整備

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第2節 家事・育児・介護等に男性が参画可能となるための環境整備

厚生労働省では,職業生活と家庭生活の両立を図りやすくするための雇用環境の整備に関する周知啓発活動を積極的に行っている。

特に父親の子育てについては,育児を積極的に行う男性「イクメン」を応援し,男性の仕事と育児の両立を推進する「イクメンプロジェクト」において,参加型の公式サイト2の運営やハンドブックの配布等を行うとともに,男性の仕事と育児の両立を積極的に促進する企業を表彰する「イクメン企業アワード」及び部下の仕事と育児の両立に配慮する管理職を表彰する「イクボスアワード」等の表彰や企業向けセミナーの開催等により好事例の普及を図っている。また,女性活躍推進法に基づく情報公表項目に「男女別の育児休業取得率」を位置づけており,「女性の活躍推進企業データベース」における情報公表が進むよう,企業に取組を促している。

さらに,育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号。以下「育児・介護休業法」という。)により,事業主に義務付けられた育児休業,介護休業等に関するハラスメントの防止措置等の徹底について,周知及び指導を行うとともに,事業主と労働者の間に紛争が生じた場合には,円滑かつ迅速な解決を図られるよう援助を行っている。

2厚生労働省委託事業 イクメンプロジェクト https://ikumen-project.mhlw.go.jp/