第2節 女性研究者・技術者が働き続けやすい研究環境の整備

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第2節 女性研究者・技術者が働き続けやすい研究環境の整備

文部科学省では,研究と出産,育児,介護等との両立や女性研究者の研究力の向上を一体的に推進するなど,研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ,優れた取組を体系的・組織的に実施する大学等を選定し,支援する「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」を実施する。

独立行政法人日本学術振興会においては,出産,育児により研究を中断した研究者(男女問わず)に対して,研究奨励金を支給し,研究復帰を支援する「特別研究員(RPD)事業」を引き続き推進する。

平成30年度から,文部科学省及び独立行政法人日本学術振興会の科学研究費助成事業(科研費)においては,若手研究者のキャリア形成に係る多様なニーズに的確に応えるなどの観点から,「若手研究」の応募要件を従来の「年齢」から「博士の学位取得後8年未満」に変更することとしているが,その際,博士の学位取得後に取得した育児休業等(産前・産後の休暇,育児休業)の期間を考慮することとしている。