第1節　防災分野における女性の参画拡大など男女共同参画の推進

男女共同参画の視点を取り入れた防災体制の確立に向け，第4次基本計画や防災基本計画を踏まえ，防災に関する政策・方針決定過程及び防災の現場における女性の参画を拡大するとともに，防災施策への男女共同参画の視点を導入する。

内閣府では，平成25年5月に作成した「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針」（以下「指針」という。）について研修会等の機会を捉えて周知を図るとともに，これまでに実施した地域防災における男女共同参画の推進に係るモデル事業の成果をホームページ等で広く発信していく。また，防災における女性のリーダーシップの推進のため，防災関係者に対し，男女共同参画の視点からの防災・復興に係る研修を実施する。

なお，平成28年（2016年）熊本地震に関し，熊本県及び熊本市に対し，指針等を活用し，避難所運営等において男女共同参画の視点に配慮した措置が講じられるよう通知を発出した。これを踏まえ，被災地において適切な災害対策が講じられるよう働きかける。