第1節　政治分野における女性の参画の拡大

1　国・地方の政治における女性の参画の拡大

第3次基本計画においては，政治分野における女性の参画の拡大についての取組を盛り込み，国会議員の候補者については，衆議院議員の候補者に占める女性の割合及び参議院議員の候補者に占める女性の割合を平成32年までに30％とすることを目標に盛り込んでいる¹。

内閣府は，「女性の政策・方針決定参画状況調べ」の中で，各政党や地方議会における男女共同参画の推進状況について毎年調査し，公表している。

¹この目標は，政府が政党に働きかける際に，政府として達成を目指す努力目標であり，政党の自律的行動を制約するものではなく，また，各政党が自ら達成を目指す目標ではない。

2　政治分野における男女共同参画の推進方策

内閣府では，政治分野における女性の参画拡大の重要性について積極的に啓発するべく，地方の政治分野における女性の参画状況についてデータを取りまとめて「女性の政治参画マップ2015」を作成した。また，平成27年1月から3月にかけて，内閣府特命担当大臣（男女共同参画）より政党に対し，衆議院議員選挙及び参議院議員選挙，地方公共団体の議会の選挙などにおける女性候補者の割合などが高まるよう，ポジティブ・アクション導入等についての働きかけを行った。