男女共同参画白書(概要版) 平成27年版

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第13章 科学技術・学術分野における男女共同参画

  • 平成26年6月に閣議決定された「科学技術イノベーション総合戦略2014」では,科学技術イノベーションの重要な担い手となる女性研究者の活躍を促進するための環境整備と,大学及び公的研究機関における女性研究者の採用割合を自然科学系全体で平成28年までに30%にすることを盛り込んでいる。
  • 文部科学省及び独立行政法人日本学術振興会の科学研究費助成事業(科研費)においては,産前産後の休暇や育児休業を取得する研究者のために研究中断後の研究の再開を可能とする仕組みを導入しており,育児休業等を取得した期間に応じて翌年度以降に復帰することを可能にするなど,出産・育児等を考慮した制度設計を行っている。
  • 内閣府では,女子学生・生徒,保護者,教師等を対象に,女性の進出が遅れている理工系分野への関心と理解を促進するため,ウェブサイト「理工チャレンジ」を開設し,女性研究者等のロールモデルや,この取組に賛同する大学・企業等(リコチャレ応援団体)の情報提供を実施している。