第2節 女性研究者の参画拡大に向けた環境づくり

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第2節 女性研究者の参画拡大に向けた環境づくり

総合科学技術会議は,女性研究者の活躍を促進するため多様な支援措置を拡充するとともに,更なる制度の弾力化を求めている。

文部科学省では,女性研究者の研究と出産・育児・介護等との両立を図るための環境整備を行う大学等を支援する「女性研究者研究活動支援事業」を引き続き実施する。特に,女性研究者の研究力の向上に資する取組を促進するとともに,新たに,複数の大学等が連携して女性研究者の研究力の向上を図る取組についても支援する。

また,研究活動を主導する女性リーダーの発掘や活躍促進を促すとともに,ワーク・ライフ・バランスに配慮した研究活動の支援等も行い,女性研究者の一層の活躍と研究環境におけるダイバーシティの実現を図る。

独立行政法人日本学術振興会においては,出産・育児により研究を中断した研究者(男女問わず)に対して,研究奨励金を支給し,研究復帰を支援する「特別研究員(RPD)事業」を引き続き推進する。

日本学術会議では,内閣府から審議を依頼された「科学者コミュニティにおける政策・方針決定過程への女性の参画を拡大する方策」について,回答の取りまとめに向けて,科学者委員会男女共同参画分科会において引き続き審議を行う。