平成24年版男女共同参画白書

本編 > 第2部 > 第11章 生涯を通じた女性の健康支援

第11章 生涯を通じた女性の健康支援

  • 厚生労働省では,平成23年度第4次補正予算において,妊婦が必要な回数(14回程度)の健診を受けられるよう,引き続き国庫補助と地方財政措置により支援を行っている。
  • 厚生労働省では,「子ども・子育てビジョン」(平成22年1月29日閣議決定)に基づき,不妊専門相談センターの整備を推進している。また,配偶者間の不妊治療に要する費用の一部を助成する事業を実施している。
  • 文部科学省では,性感染症等の問題について総合的に解説した健康啓発教材を作成し,中高校生に対し配布するなど,学校教育におけるエイズ教育の充実を図っている。
  • 厚生労働省では,乳がんや子宮頸がんについて,検診無料クーポン券等を配布する事業を実施し,受診率向上に取り組んでいる。さらに,平成22年度から24年度までの間,子宮頸がん予防のためのワクチン接種を緊急に促進するための予算を確保し,予防への取組も推進している。
  • 厚生労働省では,離職している女性医師の復職支援のため,都道府県に受付・相談窓口を設置し,研修受入れ医療機関の紹介等を実施している都道府県に対し,財政的に支援している。
  • 文部科学省では,生涯スポーツ社会の実現に向けて,総合型地域スポーツクラブの全国展開等を推進している。また,女性トップアスリートの活躍を支援するため,出産・育児後に円滑に競技活動へ復帰できるようなトレーニング方法やコーチング等の研究開発を実施している。