平成23年版男女共同参画白書

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第11章 男女共同参画を推進し多様な選択を可能にする教育・学習の充実

  • 文部科学省では,女性のライフプランニング支援総合推進事業を実施し,ライフステージに応じた学習プログラムの開発,及びワークショップの開催等の取組を行っている。また,社会教育分野では,平成22年度より,人権教育など,行政だけでなく,市民やNPOなどの民間が主体となって課題に取り組むことが期待されるテーマを具体的に指定して,地域の課題解決に役立つ仕組づくりのための実践的共同研究等を行う「社会教育による地域の教育力プロジェクト」を実施している。
  • 独立行政法人国立女性教育会館では,平成22年度は新たに「大学・研究機関のための男女共同参画推進研修」や大学との連携授業等を試行的に実施し,男女共同参画の視点に基づくキャリア教育プログラムの共同開発等に取り組んでいる。
  • 中央教育審議会においては,平成23年1月,「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」の答申が行われた。同答申では,人々の生涯にわたるキャリア形成を支援する観点から,(ア)幼児期の教育から高等教育に至るまでの体系的なキャリア教育の推進,(イ)実践的な職業教育の重視と職業教育の意義の再評価,(ウ)生涯学習の観点に立ったキャリア形成支援の3つの基本的方向に沿った具体的な方策が提言されている。