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本編 > 第1部 > 第5章 > 第4節 人身取引の実態
警察庁の統計によると,平成17年における人身取引事犯の検挙人員は83人であり,このうちブローカーが26人となっている。被害者総数は117人と,前年に比べ40人(51.9%)増加している。被害者の国籍は,インドネシア44人(37.6%)が最も多く,次いでフィリピン40人(34.2%),タイ21人(17.9%)の順となっている。