平成17年版男女共同参画白書

施策 > 第12章 > 第2節 地球社会の「平等・開発・平和」への貢献

開発援助の実施に当たっては,「政府開発援助大綱」及び「政府開発援助に関する中期政策」の下,新たに策定された「ジェンダーと開発(GAD:Gender and Development)イニシアティブ」に沿って,開発途上国のオーナーシップを尊重し,当該被援助国におけるジェンダー平等と女性のエンパワーメントに向けた取組を支援するよう努める。「GADイニシアティブ」を通じ,ジェンダーの視点をODA全般にわたって,かつ,ニーズ把握から政策立案,案件形成・実施・モニタリング・評価に至る一連のプロセスを通じてジェンダー主流化を図るべく努める。

国連を中心として展開する世界の女性の地位向上のための諸活動に対する積極的な協力,紛争終結地域等における平和の維持及び構築並びに復興開発への女性の積極的な参画の促進,国際交流の推進等を進める。

APEC(アジア太平洋経済協力)においては,2002(平成14)年に行われた第2回APEC女性問題担当大臣会合での合意に基づき設置が決定されたAPEC女性問題担当組織ネットワーク(GFPN)が,持続的かつ効率的な女性の参加促進やジェンダーの視点の反映に取り組んでいる。

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