本編 > 第1部 > 第3節 科学技術と男女共同参画の今後に向けて
第3節のポイント
- 少子高齢化の進展等に伴い,将来の科学技術を支える研究者の量的・質的不足が懸念されている。このような社会状況の中で,多様性の確保の観点からも,女性研究者の更なる活躍が求められている。
- 男女がともに科学技術を育み活用することにより,安全・安心で豊かな生活が実現する。科学技術の高度化に伴い,男女ともに科学技術に関する基礎的素養の向上を図る必要がある。女子の理工系分野へのチャレンジを促す方策を講じることが重要である。
- 女性研究者の採用機会等の確保とともに,育児と研究の両立支援など勤務環境の充実等が必要である。科学技術分野における男女共同参画の進展状況を客観的に把握するための男女別統計データの収集・整備・提供も求められる。科学技術分野の男女共同参画の推進に向けて,様々な主体による積極的な取組が重要である。