平成16年版男女共同参画白書

施策 > 第4章 > 第4節 多様な就業ニーズを踏まえた就業環境の整備

パートタイム労働者に対する通常の労働者との均衡等を考慮した適正な労働条件の確保及び雇用管理の改善,在宅就業等の健全な発展のための施策等を推進する。

改正パートタイム労働指針に具体化された正社員とパートタイム労働者との均衡を考慮した処遇の考え方の社会的な浸透・定着を着実に進めていくため,均衡確保に向けた先駆的,モデル的な取組を行う事業所を支援するとともに,取組事業所における先駆的な取組が,業種・地域に波及するよう促す。

また,在宅ワーカーについては,自己診断の結果,能力が不足している部分について,e-ラーニングを用いた手法により能力を開発するシステムを開発し,在宅就業を支援する。

さらに,少子高齢化の進行や経済構造の変化に対応し,将来にわたって持続的成長が可能な経済社会を構築するためには,すべての働く者が仕事と生活のバランスの取れた働き方を実現できるような環境整備が必要との認識の下,平成15年10月より「仕事と生活の調和に関する検討会議」を開催し,幅広く検討を行っており,16年6月までに予定される同検討会議の報告書の取りまとめを受けて所要の措置を講じることとしている。

また,女性起業家に対する支援策の充実を図る。

経済産業省では,中小企業金融公庫及び国民生活金融公庫を通じた女性起業家に対する低利融資制度において,平成16年度から新たに「経営責任者の個人保証」を免除する特例を創設し,女性起業家の創出を一層促進する。

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