平成16年版男女共同参画白書

本編 > 第1部 > 第5章 女性に対する暴力

本章のポイント


第1節 夫・パートナーからの暴力の実態

  • 女性の約5人に1人がこれまでに夫等から身体的暴行,心理的脅迫,性的強要を受けた経験がある。
  • 夫等から暴力によって命の危険を感じた女性は約20人に1人,医師の治療を受けた女性は男性の4倍。
  • 配偶者間における刑法犯(殺人,傷害,暴行)の被害者の91.6%が女性。
  • 夫から妻への傷害の検挙件数は増加し,1,000件を超える。
  • 配偶者暴力相談支援センターは全国に103か所,民間シェルターは77か所。
  • 配偶者暴力相談支援センターへの相談件数は毎月3,600件前後で推移。
  • 配偶者暴力防止法に基づく保護命令の発令件数は毎月120件前後で推移。

第2節 性犯罪の実態

  • 強姦,強制わいせつの認知件数はそれぞれ,2,472件,1万29件となり年々増加。

第3節 売買春の実態

  • 売春関係事犯送致件数,要保護女子総数及び未成年者の割合は,いずれも前年比減少。
  • 児童買春事件は,テレホンクラブ営業に係るものが半減するも出会い系サイトを利用したものが791件と増加傾向。

第4節 セクシュアル・ハラスメントの実態

  • セクシュアル・ハラスメントに係る都道府県労働局雇用均等室への相談件数は7,682件。

第5節 ストーカー行為の実態

  • ストーカー事案に関する警察への相談件数は2万2,226件。
  • ストーカー行為での検挙件数は185件,禁止命令違反での検挙件数は8件。
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