平成15年版男女共同参画白書

コラム > 女性研究者

女性研究者

大学教員に占める女性の割合は,現在,昭和55年の8.4%から平成14年の14.8%と増加はみられるが,いまだ低い状況にある。一方,大学教員になるための途中過程でもあり,研究者の養成過程でもある大学院博士課程卒業者の女性は,昭和55年の7.6%から14年の23.1%と大きく増加しており,今後,大学教員,研究者の女性の増加が期待されるところである(第1ー8ー5図)。

第1-8-5図 大学教員に占める女性割合と博士課程卒業者に占める女性割合の推移
第1-8-5図 大学教員に占める女性割合と博士課程卒業者に占める女性割合の推移

このような状況の下,国立大学協会では,「国立大学における男女共同参画を推進するための提言」(平成12年5月)において,「博士課程における女性比率を基準にし,2010年までに国立大学の女性教員比率を20%に引き上げることを達成目標として設定することが適切である。」としている。

また,日本学術会議においても,平成12年6月,大学,民間も含めた研究機関に対し,女性科学者の環境改善の具体的措置の要請を行い,女性委員を10%とする目標を設定した提言を行った。

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019