内閣府・女性が輝く地域づくり -内閣府男女共同参画局-

地域づくり事例紹介

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女性が輝く地域づくり(地域活性化事例研究事業)座談会

(2)地域づくりに関するこれまでの取組について(自己紹介)

名取局長名取局長
ただ今から地域活性化事例研究事業関係者座談会を始めさせていただきます。皆さん、本日はご多忙の中、お集まりいただきましてありがとうございます。

3ヵ所それぞれが特徴ある取組みをしておられますので、それぞれの取組のご紹介からお話しいただきたいと思います。

まずはアドバイザーの皆さんから、地域づくりに関するこれまでの取組について、自己紹介とあわせてお願いいたします。コミュニティビジネス総合研究所・細内信孝さん、よろしくお願いします。

細内さん
コミュニティビジネス総合研究所所長、コミュニティ・ビジネス・ネットワーク理事長、埼玉女子短期大学客員教授の細内信孝です。コミュニティ・ビジネスと多足のワラジを提唱しています。自ら3足のワラジをはいています。今日は、地域活性化事例研究事業のロールモデル先、滋賀県栗東市にある特定非営利活動法人びぃめ〜る企画室さんのアドバイザーとして参加しました。どうぞよろしくお願いします。

名取局長
ありがとうございました。
続きまして、京都橘大学・織田直文さん、よろしくお願いします。

織田さん
私は、今から26年前に当時、滋賀県にできた地方シンクタンクに入り、一方で滋賀県の県政レベルの政策研究に取り組みながら、他方でまちづくりの現場での研究を続けました。後に滋賀県内にある私立の短期大学に移り、まちづくり研究に専念し、5年前からは京都市内にある現在の大学で、フィールドを滋賀県から京都府や奈良県等にも広げつつ今日に至っています。最近はまちづくりやNPOの世界で活躍する女性が増えてきているなと感じていますし、その応援に出かけることもあります。今回の舞鶴市との関わりもその一例です。

名取局長
ありがとうございました。
続きまして、NPO法人まちづくり役場・山崎弘子さん、よろしくお願いします。

山崎さん
長浜から参りましたNPO法人まちづくり役場の山崎でございます。どうぞよろしくお願い致します。長浜といえば、明治時代の銀行を保存し、ガラスで中心市街地を活性化させた「黒壁」の活躍で知られています。まちづくり役場は、黒壁のまちづくり課という感じで発足したのですが、視察を受けたり、まちなかの情報を発信したり、なんやかややってるうちに名前がおもしろい、自力で運営しているので「さすが長浜だ」といわれて8年目を迎えました。2年前に法人格を取得しましたが、歴史や文化にあふれた長浜が続いていくための活動を展開しています。今回は思いがけず大役を仰せつかりましたが、お受けしようと思ったのは、3つの事例の中に熊本県が入っていたからです。熊本は父のふるさとです。子供のころ、父に連れられて行った阿蘇山の麓の小さなまちがよみがえって、ああ行きたいなと思いました。父は早くに亡くなりましたが、親戚がたくさんあるのに、長年ご無沙汰続きでした。この機会に父のきょうだいたちにも会いたいと思い、とても迷いましたが、厚かましいけどOKさせていただきました。

びぃめ〜るさんは滋賀県だし、舞鶴市女性センターネットワークの会の伊庭さんも視察に来ていただいたご縁で仲良しです。

名取局長
ありがとうございました。
では、グループの皆さんから、グループ設立からこれまでの取組について、同じく自己紹介とあわせてお願いします。はじめに、栗東市のNPO法人びぃめ〜る企画室・小川泰江さん、よろしくお願いします。

小川さん
「びぃめ〜る」の小川です。「びぃめ〜る」は琵琶湖の「び」に「フィーメイル」、「メール」をかけあわせた造語です。その名の通り、滋賀に住む女性が自分らしく一歩を踏み出すための情報を提供するという設立理念の元、様々な事業を行っています。

元々は10年前、他府県から滋賀に引越してきて、子育て世代向けの生活情報の少なさにびっくりして、ないのなら自分たちで作ってしまおうと、当時所属していたインターネットのままサークル内で呼びかけたのが最初です。7人のお母さんが賛同して集まったのですが、情報紙に関しては全員素人で、情報収集から取材、編集、レイアウト、印刷、配付もはじめての体験です。子どもの手を引き、乳児を背負い、無い知恵絞り、問題をひとつひとつ話し合い、解決しながら、手作りで5,000部を作りました。

それを見た人が「自分も何かやりたい」と声をあげスタッフも徐々に増え、続けて行く中で情報提供先や設置先、協賛広告も増えて行き、現在は県下全域にちらばる70名のスタッフと22,000部を700箇所に配付しています。

情報発信事業としては他に、インターネットホームページの運営やメールマガジンの発行、出版、テレビ・ラジオなどマスメディアでのコーナー担当を行っています。

また、2004年からは今回の地域活性化事業の舞台である「コミュニティスペース&カフェ」の運営もスタートしました。ここでは、女性のエンパワーメントをキーワードに、託児付き講座の開催や、ワンデイパティシエ制度によるカフェ運営に取り組んでいるところです。

名取局長
ありがとうございました。
続きまして、NPO法人舞鶴市女性センターネットワークの会・伊庭節子さん、よろしくお願いします。

伊庭さん
舞鶴市女性センターネットワークの会の伊庭です。ネットワークの会は、女性センターの開設から2か月遅れて、平成13年の5月に設立されました。平成15年にNPOとなりまして、現在26団体、それから17名の個人参加の男女でこのネットワークの会はつくられております。

市からの委託事業などを実施したりしながら、お互いに交流しながら力を付けて、近い将来指定管理者となって舞鶴市の女性センターの運営に力を入れたいと考えております。

名取局長
どうもありがとうございました。続きまして、熊本県宇城市から来られた風の会の冨士田シゲ子さんよろしくお願いいたします。

冨士田さん
今は宇城市の一部となりましたが、小川町は熊本の小さな田舎町で、山から海まで非常に細長い町です。私たちのメンバーは、当初は9人でございました。町に文化センターができるということで、それをきっかけに小川町の文化の底辺を広げようということが活動の始まりです。そのためには、どうしても拠点が欲しいと探し出すうちに、今の『風の館 塩屋』にめぐり会いました。

10年くらい空き家になっていましたけれども、中を見ましたら素晴らしく、何としてもこの屋敷は残さなければという思いが強まり、「お金は後からついてくる」との思いから、修復が始まりました。会員はもちろん、地元のたくさんの方々のご支援を受け、平成13年に復元がほぼ完成しました。

私達が今回指定を頂いたのは、女性だけが関わって立ち上げたということが認められたからだと思います。けれども、小さな町ですので、その中でやっていくのは大変でしたが、田舎町でもこういうことができるという見本にはなったのではないだろうかと思っています。

名取局長
どうもありがとうございました。実は余り映像には出ていなかったんですが、地方公共団体のご協力が大きかったと思っております。今回、実際支援された地方公共団体の職員の方々にも今日は出席していただいておりますので、各自治体における地域づくりに関するこれまでの取組を、自己紹介と合わせてお願いします。最初に栗東市役所の奥野千代美さん、よろしくお願いします。

奥野さん
栗東市総務部市民活動推進課男女共同推進係の奥野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。栗東市の場合は割と早くから女性問題に対する取組をしておりまして、男女共同参画プランを初めて策定したのは平成7年です。それを5年ごとに改定して、今年が3回目の改定年度となっており、まもなく第3版の報告書ができあがるところです。

また、平成14年には男女共同参画都市宣言をしまして、市民と行政が一体となって取組をやっていこうという意気込みはありましたが、男女共同参画課という独立した組織ではなく、市民活動推進課という中で取り組んでおります。今まで早くから女性問題に対していろいろな取組をしてきて、リーダーの育成とかもしてきたんですけれども、後継者が育たず、リーダーの高齢化が進んでいるような現状です。去年の4月に異動で現職となり、今回、内閣府からこういった機会を与えていただいたことに感謝しております。よろしくお願いします。

名取局長
どうもありがとうございました。
続きまして、京都府府民労働部女性政策課の長M英子さんよろしくお願いします。

長Mさん
京都府女性政策課の長Mと申します。よろしくお願いします。

それでは、京都府で地域づくりに関してこれまで行ってきた取組についてご紹介したいと思います。京都府では昭和56年から「京都府女性の船」という研修事業を行っていて、地域に根差す女性に男女共同参画の視点でしっかり地域課題をとらえ、その課題解決のためにいろいろな活動に参加してもらうという女性の育成、またリーダーの育成ということで、毎年事業を行っており、今年で26回目になります。

その中で卒業生は2,000人以上育っていまして、その方たちから市町村の議員になる方、審議会の委員になる方、それから民生児童委員とか、そういう数多くの地域の要職についておられる方をそれぞれたくさん輩出しています。

それから、昔のような地域のつながりが薄れてきている中で、もう一回地域のネットワークをつくっていただくために、「きずな創造事業」というものを連合婦人会に委託して実施しております。さまざまなその地域に応じた活動をしていただいて、地域でネットワークのきずなを確かなものにしていただくという事業をしていただいています。それからもう一点だけですけれども、今年度、京都府では全体の行動計画を「KYOのあけぼのプラン」という形でつくっているんですが、17年度は地域の女性をもっと、先ほどもおっしゃっていましたように地域で女性がどんどん活躍される事例が増えていますので、それをもっと自分の活動を通じて地域を元気にしていただこうということで、「女性発・地域元気力わくわくプラン」というアクションプランをつくりました。このプランづくりの座長にご出席の織田先生、委員には伊庭さんにも入っていただいて、どうしたら女性が生き生きと活動できるいい地域になるかと検討していただき、プランもつくり、18年度からそれを実際に進めていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

名取局長
ありがとうございます。
続きまして、くまもと県民・交流館の緒方洋子さんお願いします。

緒方さん
こんにちは。くまもと県民交流館は、4つのセンターが入っており、県民に対してワンストップ情報を提供していることが特徴であります。

4つのセンターとは、NPO・ボランティア協働センター、仕事・相談支援センター、生涯学習推進センターと男女共同参画センターです。

この館は、各センターが事業を推進する場合には、男女共同参画という理念を持って進めることです。それぞれ、センターの事業の中で、一緒にやれるものは一緒にやるということによって、スタッフのコーディネート力が育ち、互いに情報を提供しあって県民にとって必要となる事業の推進を図ることができます。

熊本県の地域おこしは、近年は特に元気な農業の女性たちの起業興しがまちづくりの活性化のひとつになっております。天草の配食サービスを基本に置いたまちづくりや、人吉におけるコミュニティーレストランを中心としたまちづくりなど、女性を中心にしているものがたくさんあったのですけれど、今回の小川の塩屋を中心とした女性たちは本当に行政を頼らずにやられたというところに、私は感動しました。富士田さん達の町を思う心が、地域の人を巻き込み、古い民家復元をさせたのではないか。この小さな町のまちづくりが、内閣府の事業によって、子供から大人まで、自分のまちに誇りを持つまちづくりをみんなが始めるのなら、熊本県にとってすごいことであると思い、頑張ろうと思いました。

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