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このサイトでは起業とは以下の業態・職種を言います。
・SOHO(ソーホー)を立ち上げる(事務所・教室・ワークショップを含む)
・パソコン事業を立ち上げる(PC制作・アフィリエイト、ネットショップを含む)
・フリ−ランスで働く(ライター・デザイナー・カメラなどマスコミ・広告業界に従事)
・開店・開業する(小売店、フランチャイズ店を含む)
・株式会社(法人化)を立ち上げる
・NPOを立ち上げる
起業とは、会社を起こすという業態だけではなく、たとえば、一人で自営業を始めるものから、仲間とともに事業・店舗を始めるもの、家族・友人の協力のもとに独立・開業するものなど、規模・形態・業種は様々です。
最近、PC技能を駆使したネット関連の自営が増え、小遣い程度から月収50万以上の高額収入まで拡大しているケースもあります。
また、再就職の年齢制限の壁に阻まれ、希望する職種がないため軌道修正を余儀なくされ、起業・開業を決心したという女性の例も少なくありません。女性起業家の場合、「自己実現を図りたい」「自分の裁量で仕事がしたい」ことや「年齢に関係なく働きたい」といった起業動機の割合が高いようですが、この背景には、自分自身の能力を十分に活かしたい、といった理由とともに、再就職の年齢制限の壁に阻まれ希望する職業に就けないために、それならばと、自ら事業を起こして経営者となる道を選んだケースもあるようです。
また起業前の職業として、会社員、会社役員、自営業主等から主婦まで幅広い職業の女性が起業しており、起業準備中には、自己資金不足の他、経営知識・ノウハウや専門家のアドバイスが得にくい等の困難性を感じる割合が高いとの報告もあります。
これからの起業へのチャレンジを目指す女性にとって、起業した多くの先輩からの熱いメッセージや支援情報は、起業という再チャレンジに踏み出す勇気を与えてくれるのではないでしょうか。
起業・創業へのステップ(参考例)
起業フロー |
不安・疑問・問題点 |
具体的なアクション |
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|---|---|---|---|---|
起業したい |
起業とは? どんな起業があるか 何から手をつければいいかわからない 自分にできるか |
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事業アイデアを考える 基本計画をたてる |
どうやって考えればいいのか いいアイデアは見つかるのか |
*自分が持っているものを棚卸する *自分を活かせる事業アイデアを探る *起業セミナーを受ける ⇒起業セミナー「ベーシックコース」(女性と仕事の未来館) ⇒創業塾(全国商工会連合会、日本商工会議所) *事業イメージをいろんな人に聞いてもらう *わたしと起業.com(女性の起業支援専用サイト)の、起業講座(eラーニング)を受講する |
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実施計画をたてる |
ビジネスとして成立するか 何を具体化すればいいのか 事業計画、収支計画ってどんなものか |
*起業セミナーを受ける ⇒起業セミナー「アドバンストコース」(女性と仕事の未来館) ⇒創業塾(全国商工会連合会、日本商工会議所) *市場調査する ⇒産業情報(創業サポートセンター) ⇒厚生労働省統計表データベース *活用できる既存の物・事・企業・人を洗い出す *事業スタイルを決める *事業計画、収支計画を作成する ⇒創業チェックシート(創業サポートセンター) |
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起業後のリスクを考える |
売上げがなかったらどうなるのか どれくらいの時間をとられるのか |
*最悪の事業収支を計算しておく *どこまで自己資金を投入するか考えておく *引き際の基準を明確にしておく *家族の理解を得る *両立のノウハウを調べておく |
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起業の準備をする |
何から始めればいいのか 資金調達は大丈夫か 家庭との両立はできるか |
*起業スケジュールを立てる |
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起業する |
収支チェック 事業のやり方の見直し・改善 |
*セミナーを受ける *いろんな情報を集める *メンター(先輩起業家)の助言を受ける |
「女性と仕事の未来館」の起業セミナー ベーシックコースで起業という働き方の基本を知る
再チャレンジで、起業という就業形態をとる人も少なくありません。組織に属さなくても自分らしく働くことを追求したら起業に行き着いたという例、あるいは専門的な知識と経験から自信をもって新規事業に取り組んだという例、年齢制限という壁にはばまれ再就職できずそれならと今までの技術と能力で独立した例、いきさつはまちまちでも、働き方の選択肢の一つとして起業が定着し始めています。 |
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起業セミナーの開催はベーシックコースを年4回、アドバンスとプロフェッショナルをそれぞれ年2回とし、そのほか講演会や女性起業家をゲストとする交流会などを3〜4回開催しています。(本年度のセミナー日程は未来館のHPで検索するか、または直接お問い合わせください)
今回(2007年1月)取材した起業セミナー ベーシックコースの講師は、中小企業大学校講師でもある増田紀彦氏(潟^ンク代表取締役)。
ベーシックコースセミナーは金曜日と土曜日の午後4時間ずつです。セミナーの一部を少しご紹介します。
■実践 起業家になるための発想法
セミナーはまず、「自分が子どもの頃好きだったこと」を書き出してそれを動詞化していく作業から始まりました。たとえば、「人形が好き」という例も、人形を見るのが好きか作るのが好きかで、動詞が「見る」と「作る」で違います。なぜ「子どもの頃好きだったこと」が起業に関連するか、増田氏に伺いました。「起業するということは、初めから儲かる仕事を探すのではなく、自分がやりたいことでどう儲かる仕組みにするかということを考えることです。そのために大切なのが、好きだったこと、得意だったこと(いっしょが理想ですが)を洗い出してみて動詞化すると起業のヒントが見えてくることがあります」 ある種の「能力資源の棚卸」(下表参照)です。つまり起業という働き方は、雇用されることと違って、「人生を費やせるものでないと続かない」という増田氏の経験則から出てきた言葉です。また起業準備においては、(1)一生続けられる仕事か(2)なぜ起業できるのか(3)起業本番までに何をなすべきかの3点をしっかり自分に問いかけることが成否の決め手にもなるといいます。
■【表1】起業の能力資源の棚卸 自分の持っているものをすべて洗い出そう!
| 専門(専攻)における知識や経験など | |
| 中でも「これは人には負けない」と思うもの | 例:遊び方を考えること |
| 勤務などで得た専門以外の知識や経験など | |
| 取得している資格や免許など | 例:ヘルパー2級 |
| 子どもの頃、得意だったり夢中だったりしたこと | |
| 現在の趣味や仕事以外の活動 | |
| 今はやめたがかつてやっていた趣味や活動 | 例:バトントワラー |
| 何となくだけど、「たくさん持っている」もの | 例:布 |
| あなたが所有する形ある資産や大事なもの | |
| あなたが所有する形のない資産や大事なもの | 例:同年代の女友達 |
■自分を活かせる事業アイデアを探る「総当り発想法」 |
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【表2】自分を活かせる事業アイデアを探る「総当り発想法」
あなたの能力資源 |
ヘルパー2級 |
遊び方 |
バトントワラー |
布 |
ヘルパー2級 |
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遊び方 |
例:高齢者が伝統の遊具を作るビジネス | |||
バトントワラー |
例:リハビリ用バトン(軽量)の開発・車椅子バトントワリング教室 | |||
布 |
例:老人用キルティング道具 | 例:遊び用途別バッグ制作 | 例:ユニフォーム制作・バトン型お手玉 |
■起業アイデアを事業の基本プランに高めるポイント
自由な発想で思いついたアイデアを事業化するには、「基本プラン」を作り、さらに一歩高める必要があります。参加者の皆さんは、自分の「能力資源」を書き出したものをさらに展開してビジネスの骨格をイメージしています。そこから、基本プランの重要ポイントである、以下3点を考案していきます。
(1) 想定している標的マーケットは誰か?顧客のイメージは?(誰に売る?)
(2) 商品やサービスの具体的な内容は何か?(何を売る?)
(3) 商品やサービスを、どのように市場や顧客とつなぐのか?(どう売る?)
そのほか、(4)どう知らせるか?(5)いくらで売る?(どう回収する?)(6)どうやって次につなげるか?という課題もあわせて熟考する必要があるのです。
増田氏に起業の基本プランを構築していく際の注意事項として、売れるビジネスに成長させるためのアドバイスしていただきました。
□市場が求めることかを考える
「起業を目指す人にありがちなのですが、自分がやりたいことはハッキリしている、だけど、それを本当に自分はできるのか、また他人(市場)はそれを本当に求めるのかをよく考えていないという傾向があります。つまり、したいことが先行していると『自分が面白いから他人も面白いに違いない』という市場を無視した思い込みビジネスになりかねないのです」

□お金の力で起業はしない
「また、お金がないから起業できないという人がいます。これは間違いです。起業を実現させるのもビジネスを成功させるのもお金ではなく、価値を生み出す知恵です。子どもに700万円あるから起業しなさいといってもできないことがお金で起業するのではないことを物語っています。仮に、お金があっても、ないものと思って知恵を出すことです。お金は使えばなくなりますが、頭は使えば使うほどよくなり、どんどんいい知恵がわいてくるものです。たとえば、300万円あるとします。そのうち立ち上げに150万円使えるとします。そこからさらに100万円封印し、50万円で始める。それくらい予備資金をみておくことも大切です」
□狙った相手(顧客)が何を好むかを最後まで考える
「たとえば何を売るのですかという質問に、『団塊屋です』と答えた方がいます。2007年から800万人の団塊の世代が定年を迎え、いよいよ消費の世界も変化が現れます。定期券が売れなくなり経営の危機に陥る地方の交通会社もありますし、それこそスーツやネクタイなどのメンズ業界は大変です。ちなみにその団塊屋さんは、定年退職を迎える団塊世代の顧客に一時払いの生保を提案し、さらに退職後には長期旅行やカルチャー教室などを提案しているのです。彼は当初、生命保険だけを販売していましたが、顧客はその商品しかいらないのかを考えたそうです。そこで、カルチャー教室も、長期旅行も団塊の世代には受け入れられると踏んだわけです。ひとりの顧客の変化を追って業種的には横展開を図っているわけです。狙った相手が何を好むかをマーケティングして商品を提供する。誰に売るかをしっかり把握したビジネス展開だということでしょう」
□基本計画をしっかり立てないうちに実施計画に移らない
「実施計画(いつから始める、どこで始める、必要資金はいくらか、誰がやるか)は目に見える問題ですから、つい急ぎすぎる傾向があります。しかし、基本(何を、誰に、どう売る)を熟考しないで実施に移るのは控えたほうがよいでしょう。 たとえば、売れなくなったお米屋さんが商売を立ち直らせた例をご紹介しましょう。どう考えたか。『何を売るか』という基本に立ち戻ったわけです。お米はスーパーで買うため売れなくなった。では、スーパーで売ってないものを顧客に売ろう。顧客の高齢化にあわせ、ニーズも変化している。ならば、福祉器具、介護ベッドなどの販売配送をしようと。ついでに、『お米も持ってきて』という声にも対応して、切り抜けたといいます。基本がどんな段階でも大切かを教えてくれる例ではないでしょうか」

■アドバンスコースで実際のビジネスとして成り立たせるノウハウを学ぶ
起業をしてみたいという夢を描いて、ベーシックコースで基本プランが出来上がったとします。なんとなくイメージした起業への思いを、次のステップのアドバンスコースで、ビジネスとしてどう成り立たせるのか、実践的なスキルを身につけていくのです。
講義のほか、グループワークや交流会、女性起業家の成功事例発表などを通し、学んで行きます。また、セミナーを通して、開業に向けて取り組むべき課題、自分がどの段階にいるかを見極めることにも役立つでしょう。
■プロフェッショナルコースで総仕上げ
事業計画をさらにブラッシュアップさせ、より高い起業プランにしていくためのコースです。また、実際すでに起業した女性で、行き詰まったときにもう一度初心を思い出すきっかけ作りにも利用するという方もいます。
「起業をすることにおいて、学び続けることほど大切なことはありません。世の中の変化はめまぐるしい。3年後に今のビジネスが受け入れられなくなるかもしれません。そのために、たえず学ぶこと、考えることが重要になってくることを忘れずにいてください」
女性と仕事の未来館のほか、全国にはさまざまな地方自治体、支援機関等が「起業を目指す女性」のためにセミナーを開催しています。ニーズに合わせたセミナーに参加してみることで、起業への道が見えてくるかもしれません。あるいは起業家の卵仲間のネットワークができるかもしれません。
どんなに成功している起業家でも、はじめの一歩がなければ今の成功にたどり着いていないのです。
あなたも 夢を実現する道を一歩歩き出してみてはいかがでしょうか。
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■取材協力をいただいた方
女性と仕事の未来館(財団法人 女性労働協会)
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再チャレンジに起業を選ぶ場合、やりたいことや夢が先行して気がついたら起業していたという声を聞きます。起業をして成功した女性たちの事例から起業精神、エネルギーの出し方ため方、軌道に乗せるまでのノウハウなどを聞いてみました。








