「共同参画」2020年5月号

トピックス1

「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言賛同者の取組
内閣府男女共同参画局総務課

平成26年6月に本行動宣言を策定し、現在は240名を超える男性リーダーが賛同しています。
今月は2名の賛同者の取組を紹介します。

女性活躍支援としての次世代育成

EY Japan Chairman & CEO
辻 幸一
EY Japan Chairman & CEO 辻幸一

 EY Japanは公認会計士、税理士、弁護士、コンサルタントなど、様々な専門家で構成されるプロフェッショナル・ファームです。従業員に占める女性は31%、管理職に占める女性は17%です(2019年6月末時点)。

 2019年7月には、EY新日本有限責任監査法人の理事長に片倉正美さんを選出し、日本の大手監査法人初の女性トップの誕生となりました。

 この10年のさまざまな努力もあり、EY Japanの女性の割合は増加していますが、海外のEY(Ernst & Young)を見渡せば女性が半数を占めている拠点も多数あります。会計、税務、法律、経営の知識は、さまざまな組織でその専門スキルが生かせます。また年金なども自分で運用していくこれからの時代に個人の自立も助けます。まさに女性活躍が期待される分野です。

 今後については、現在行っている、中高大学生向けのキャリア教育、ファミリーイベントでの小学生向けの会計士・税理士・コンサルタント教室や英会話教室などのプログラムを更に充実させ、会計士、税理士、弁護士、コンサルタントのキャリアを選択する女性が増えてくれたらと考えます。また、EYが女性に選んでもらえる職場になるように、働き方改革や男性の意識改革などの環境整備も引き続き行っていきたいと考えています。

ファミリーイベント「EY Japan Family Day 2019」※で登壇する辻CEO(左)
ファミリーイベント EY Japan Family Day 2019で登壇する辻CEO(左)
※オフィスツアー、こども公認会計士・税理士教室、こどもコンサルタント教室、英会話教室などのプログラムを実施。(2019年12月開催)

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【HP】 https://www.eyjapan.jp/about-us/diversity-and-inclusiveness/women/index.html

女性活躍が組織文化を変える

東海村長
山田 修
東海村長 山田修

 東海村職員は、40歳以下に絞って見てみますと、6対4で女性職員の割合が多くなっています。その中には、今後のキャリアアップが期待される人材も豊富に揃っていますが、今後は、やる気の上げ方が課題だと感じています。

 一般的に、女性は、ライフイベントに伴い働き方が変わっていく傾向にあり、自らやる気を上げられないケースも多く見られます。「女性のエンパワーメント」の視点は、もはや常識だと思われますが、役場の組織文化がその潮流に追い付いていないと感じています。

 私は、定期的に女性職員との意見交換を実施しており、一人ひとりの職員と向き合いながら、ワークライフバランスやキャリア形成などについて率直に話し合い、自らのやる気に気付いてもらえるよう、その背中を押していきたいと考えています。

 一方で、男性職員のマインドセットも変えていかなければなりません。女性活躍の重要性は理解されており、今後は、組織文化を変えていくために、私自身が、その実現に向けたコミットメントを強く発信していかなければならないと考えています。

女性職員との意見交換
女性職員との意見交換

詳しくはこちら

【HP】 https://www.vill.tokai.ibaraki.jp/machizukuri_somminkatsudo/somminkatsudo/danjokyodosankaku_joseikatsuyaku/index.html

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
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