「共同参画」2020年3・4月号

トピックス3

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」受賞者の紹介
内閣府男女共同参画局総務課

令和元(2019)年11月29日(金)、日経BPが今年、最も活躍した、働く女性に贈る日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」の表彰式が行われました。様々な地域・分野・年齢の働く女性の中から選ばれた、大賞、準大賞、受賞者、特別賞の8名をご紹介します。(株式会社日経BP主催、内閣府後援)

大賞
サンリオエンターテイメント 代表取締役社長 
小巻亜矢 さん


プロフィール
大学卒業後サンリオ入社、結婚退社。34歳のときに次男を事故で失い人生が一転。37歳で2人の子どもを抱えながら、主婦生活11年のブランクを経て化粧品販売の仕事で仕事復帰。48歳で乳がんに罹患し寛解。50歳で病気が原因で子宮を全摘出したが、女性を支援したいと子宮頸がん予防啓発プロジェクトHellosmile設立。53歳で東京大学大学院修士課程修了。2014年サンリオエンターテイメント顧問、2016年サンリオピューロランド館長、2019年現職。

■受賞コメント

 キャリアを意識したのは、30代で仕事復帰をしたいと思ったとき。当時は今以上に、子ども2人を抱えてできる仕事は限られていた。ニュースを見ては、自分は時代や社会に取り残されているように思えて泣いてばかりいた。

 人生は想定外の連続。想定外のことが起きた時は、このことが自分に教えてくれていることはなんだろう、と何度も自己対話をした。その答えに気づくと、自分の枠を超えるための扉が開いたような気がした。そして、扉が開いた先には、さらに知らないこと、知りたいことがたくさんあった。それは「お前はなんぼの者か?」と突きつけられるような体験でもあった。そのたびに、気づけば何度も学びなおしをした。新しい何かを学んでいるときはいつもときめいていた。

 何歳だからできない、何々だからできないと思わずに、1人でも多くの女性に、やりたいことを諦めずに自分の可能性を信じてほしいと願う。

受賞者一覧

その他の賞を受賞された方は、以下の通りです。

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019