「共同参画」2019年9月号

特集2

“おとう飯”始めようキャンペーン
内閣府男女共同参画局総務課

「日本全国のおとう飯」のレシピ開発はいかがでしたか。

47都道府県それぞれのご当地食材、となると、中には普段流通していない食材も含まれています。ご当地の食材を使用したレシピなのですが、他の地域の方も作れるように、できるだけ全国で売っている食材で代用がきくようにも考えました。

そして、地の物の素晴らしさを再確認した1年でもありました。自分が地方へ仕事に出かけた時はできるだけ道の駅に立ち寄り、販売している方に「どうやって食べたら美味しいですか?」と聞くようになりました。詳しくレシピを教えてくれるお母さんや、「そのままで食べるのが一番!」と元気いっぱい答えてくれたお父さんが印象的です。



日本全国のおとう飯の図


どんなときにレシピを思いつくのですか?

食事中が多いです。仕事柄、いろいろな方にご飯へ連れて行ってもらうのですが、「あ!この料理はあの食材の組み合わせでもいける!」となったりします。そうなると、目の前の食べ物を見ながら全く違う食べ物を想像していたりします。笑

あとはスーパーです。スーパーで食材をウロウロと見ながら、頭の中で組み合わせを考えたりしています。あんまり考えすぎて、何を買いにスーパーに来たか忘れる時もあります。笑

どうしておとう飯大使になったのですか?

妻が第一子の妊娠中、自分が父親になるにあたり何か出来ることはないかな?、少しでも身体にいいものを食べさせてあげたいな、と毎日、無添加のきんぴらごぼうと出汁から味噌汁を作っていました。そんな経験や、10代20代とずっといろいろな料理店の厨房で働いた経験をもとに、とあるイベントで「産前産後のママの為にパパが作る料理」の講師としてお話をさせていただきました。僕は「イクメン」という言葉に、少しむず痒くなるカッコよさを感じていたので、妻からの不満や妻への不満など包み隠さずリアルにお話しさせていただきました。一応はお笑い芸人ですので、笑えるお話にはしたつもりですが、、、笑

そのイベントをキッカケに、そういう事を話したりしながら料理を作るイベントが増えました。それまでのイクメン像とはまた違う男性の家事への取り組み方を、という事でおとう飯大使に任命していただいたと思っております。

お家でのリアルなおとう飯は?

毎朝、子供達を起こしてご飯を作って食べさせて、小学校へ出発させ、保育園に送る。帰って来て、洗い物をし、洗濯物を干す。コレが僕の朝のおとう飯セットです。ご飯を作るだけがおとう飯ではなく、家族がスムーズに過ごせるようご飯の前後の導線が必要だなと感じている日々です。朝は食パンかおにぎりともう一品簡単な何か、というメニューです。だいたい卵焼きかウインナーです。はい、簡単な物しか朝は作っていないです。

あと、月曜〜水曜の夜ご飯は僕が担当です。できるだけ作り置きしても、味が変わらない物を、と思っています。

ご家族のご感想は?

ストレートです。美味しい時は美味しく食べている、と連絡が来ますし、美味しくなかった時は美味しくない!と来ます。子供達は正直ですので、美味しくなければ食べてくれません。子供達に料理の腕を鍛えられています。


全国のお父さんに、応援メッセージを!

おとう飯の秘訣は、準備とイメージと片付けです。まずは使用する食材と分量を先に準備、次にレシピと食材を見て行程をイメージします。ここで一度イメージしておけば、料理はスムーズです。そして料理が終わったらすぐに後片付け。これが一番大事ですよ! 慣れれば、料理を作りながら空いた時間で洗い物と片付けを同時進行できます。

そして、料理を全くした事がない方ほど、おとう飯にチャレンジしていただきたいです。失敗を恐れずに!全てが経験に変わります。一度経験してもらうとイメージが湧きやすいです。この量だと多すぎるんだな、少なすぎると焦げるな、などということは経験しないとわかりません。どんどんとおとう飯にチャレンジしてみて下さい!!失敗を恐れず、と言いましたが、おとう飯のレシピ通りに作っていただければ、ほぼ失敗はないと思います。笑

そして、本当に無理せずに料理を楽しんでもらいたいです。共働き夫婦の方も多いと思います。何がなんでも手料理ではなく、疲れた時は外食や出前、そして作れる時はおとう飯。このバランスが大事だと思います!

ありがとうございます。では最後に、今後の意気込みをお聞かせください。

「“おとう飯”始めよう」キャンペーンは3年目を迎えます。ユニフォームもリニューアルしました!全国の自治体などの首長からなるおとう飯サポーターも34名に増え、ますますパワーアップしています。力を合わせて、“おとう飯”を盛り上げていきましょう!そしていつかは、国を超えて「おとう飯」を伝えていきたいです!


男女共同参画に関する懇談会で、片山内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)にお会いしました。


おとう飯新企画である鎌倉FMの収録をしてきました。

「“おとう飯”始めよう」キャンペーン詳しくはこちら!
http://www.gender.go.jp/public/otouhan/index.html

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