「共同参画」2019年1月号

共同参画情報部 News

News 1 < 消防庁 > 全国女性消防団員活性化滋賀大会の開催

平成30年11月9日(金)に、滋賀県大津市のウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)において「第24回全国女性消防団員活性化滋賀大会」を開催しました。この大会は、女性消防団員の日頃の活動事例発表や防火防災啓発劇などを通じて、その活動をより一層活性化させることを目的としており、今大会では全国から3,500名を超える関係者が集いました。また、講師として、同県出身の元WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介選手をお招きし、記念講演を行っていただきました。

大会を締めくくるにあたり、「情報交流を深め、全国の絆を強めながら、力を合わせて近年相次いでいるさまざまな火災、自然災害から大事な家族、地域を守ることをあらためて確認。母なる湖に抱かれつつ、全国女性消防団員、地域の安全確保に向かって、思いはひとつ、心もひとつ。」という大会宣言案が満場一致で採択され、盛況のうちに閉会しました。

全国女性消防団員活性化滋賀大会


News 2 < 国立女性教育会館(NWEC) > 学校における男女共同参画研修実施報告

NWECでは、11月29日(木)〜30日(金)の1泊2日で教職員を対象に研修を開催し、41名の参加を得ました。

1日目は、日本女性学習財団村松泰子理事長による講義では、「隠れたカリキュラム」等学校現場には多くのジェンダー課題が存在することが指摘されました。続いて文部科学省より「教職員の働き方改革」についての情報提供を行いました。「女性教員の活躍推進と男女共同参画野職場づくりについて考える」では、NWECの調査結果と岐阜県における女性教職員活躍推進監の取組事例をもとに、「女性管理職を増やすにはどうしたらよいか」をテーマに参加者同士でディスカッションを行いました。

2日目は、近隣施設小学校協力のもと、オフィスピュア男女共同参画アドバイザーの髙﨑恵氏が、小学4年生を対象に「多様性」を恐れないこと「自分と異なるものを受け入れていくこと」の授業を展開しました。

参加者からは、「学校現場でなかなかテーマとして取り上げられない内容が入っており、なぜ男女共同参画が必要か学ぶことができた。」との感想もあり、男女共同参画の基本について深めるとともに、自身の働き方や子供たちとの接し方について振り返り、学校現場の背景に横たわる社会問題を俯瞰するなど、様々な問題を解決するヒントとなりました。

※詳細はホームページをご覧ください。
https://www.nwec.jp/event/training/g_kyoin2018.html


News 3 < 国立女性教育会館(NWEC) > 「学校教員のキャリアと生活に関する調査」結果の公表について

NWECでは、平成30年1~2月に実施した「学校教員のキャリアと生活に関する調査」の結果を公表しました。本調査は、学校教育における女性教員の管理職登用の課題を明らかにすることを目的として、教員の職場環境や労働時間、管理職志向、性別役割分担およびその意識等の実態について、ウェブアンケート調査を行ったものです。

主な調査結果は以下の通りです。
・1日の平均在職場時間が12時間以上となる教員の割合は40.8%。副校長・教頭はその割合が他の職位より高い。
・子供が未就学から小学生の時期に、家事・育児の半数以上を担っている(た)女性教員は79.4%(男性教員は3.5%)。
・管理職になりたいと思う教員の割合は、女性7.0%、男性29.0%。
・約半数の管理職が、育児や介護等を担う教員には管理職になるための試験や研修を勧めにくいとしている。

※詳細はホームページをご覧ください。
https://www.nwec.jp/research/hqtuvq0000002ko2.html


内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019
3