「共同参画」2018年3・4月号

行政施策トピックス4

男性の家事・育児応援フォーラム「これからの子育てと暮らし×デザイン」を開催
内閣府(少子化対策担当、男女共同参画局)厚生労働省、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会

2月21日、赤坂インターシティコンファレンス「the AIR」(東京都港区)において、内閣府(少子化対策担当、男女共同参画局)、厚生労働省及び特定非営利活動法人キッズデザイン協議会主催、全国知事会、(公社)経済同友会、日本商工会議所及び(公社)日本青年会議所の後援により、「これからの子育てと暮らし×デザイン」と題した男性の家事・育児応援フォーラムを開催しました。

本フォーラムは、内閣府、厚生労働省及びキッズデザイン協議会が連携し、男性の家事・育児を支援し、男性の家事・育児等への参画のポジティブなイメージを国民と共有するとともに、子育て家庭の周囲や支援団体、地方自治体や企業等に対して、社会全体で子育てしていく意識の醸成を図り、「安心して子供を産み育てることができる社会の実現」への国民の理解を推進することを目的としています。

フォーラムでは、主催者挨拶に続き、基調講演とパネルディスカッション及びショートプレゼンを実施しました。


田中内閣府副大臣による主催者挨拶


ブース展示

また、民間企業による男性の家事・育児への参画を楽しくするデザインや、女性の家事・育児においても利便性が図られたデザインの紹介、内閣府や厚生労働省の取組を紹介するブース出展も行われました。

さらに、当日は、厚生労働省主催の「企業・地域におけるイクメン・イクボス育成セミナー」が、高村静氏(成城大学キャリアセンター特別任用教授)を講師に迎え開催されました。

●基調講演

「『安心して子供を生み育てることができる社会』作りにおける企業の役割と新市場創造」をテーマに、水越康介氏(首都大学東京大学院ビジネススクール准教授)から基調講演が行われました。


水越康介氏による基調講演

●パネルディスカッション

男性の家事・育児への参画を多角的に捉え、その中で、デザインができることや将来の男性の家事・育児への参画に対する展望などについて討論をいただきました。

  • ファシリテーター:
  • 筧裕介氏(issue+design代表)
  • パネリスト:
  • 是枝俊吾氏(大和総研金融調査部研究員)
  • 橋田規子氏(芝浦工業大学デザイン工学部教授)、
  • 羽生祥子氏(日経「DUAL」編集長)


パネルディスカッション

●ショートプレゼン(1)

男性のライフスタイル視点での「オトコの料理、“作る”から“片付け”までをカシコク・カンタンに」をテーマに、三菱電機株式会社の調理家電を使い、“おとう飯大使”の石橋尊久さんのお笑いトークを交えた「おとう飯」の調理の実演がなされ、大変好評を博していました。


「おとう飯」の実演

●ショートプレゼン(2)

「早く帰ろう!をつくる家づくり」をテーマに、積水ハウスの志賀剛氏からトモイエなど、夫婦や子育ての時間をつくるライフスタイルのデザインに向けた住宅メーカーの様々な取組や家事シェア研究家の三木智有氏から子育て家庭のモヨウ替えの事例やパパが家事育児を楽しむための方法などについてお話をいただきました。


「早く帰ろう!をつくる家づくり」

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