「共同参画」2018年3・4月号

行政施策トピックス3

平成29年度『家族の日フォーラム』開催報告
内閣府子ども・子育て本部

内閣府・福井県主催「家族の日フォーラム」

内閣府では、11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後各1週間を「家族の週間」と定め、子育てを支える家族や地域の大切さ等についての理解促進を図っています。本年度は11月19日に福井県福井市アオッサにおいて、家族の日フォーラムを開催しました。

オープニング

開会にあたり「2018福井国体・障スポPRキャラバン隊」の皆さんによる「国体はぴねすダンス」が行われました。

次に、主催者挨拶として、松山政司少子化対策担当大臣の挨拶を、嶋田裕光内閣府大臣官房少子高齢社会対策等企画調整室長より代読し、続いて、藤田穣福井県副知事より挨拶がありました。


2018福井国体・障スポPRキャラバン隊の皆さんによる「国体はぴねすダンス」


主催者挨拶代読


福井県副知事挨拶

基調講演

基調講演では、大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授の石蔵文信先生より「共働き夫婦」と「祖父母世代」をテーマに『共働きでも子育てしやすい!~育ジイからのメッセージ~』と題してご講演いただきました。

石蔵家は先生ご自身を含め、ご家族の皆様が医師として活躍されています。職業柄、多忙な生活の中で、先生が家事・育児の主担当となることが家族にとって一番良いと判断されて大学を退職、その後は「育ジイ」として家事・育児のフォローをされています。そのご経験から、三世代同居で祖父母世代が「孫育て」に参加するコツは、子や孫の面倒で負担が重くなりがちな祖母(妻)の疲労を軽くするために、祖父(夫)がまず自立し、率先して家事や育児を行うことが大切だとお話しされました。


大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授 石蔵文信先生による基調講演

トークショー

続いて、俳優の金子貴俊氏による『家族と楽しむ!たかパパごはん』と題してトークショーを行いました。

一男一女の父親である金子氏は子供の誕生をきっかけにフードアナリスト資格3級を取得。ご夫婦での合作料理や、金子氏のオリジナル料理を囲んだ家族団らんのお話を伺いました。

会場の男性に向けては、「何でもいいので自分の得意なことを見つけ、出来ることからやってみるのが、育児参加のコツ。また、子供と一対一で主体的に関わると、父親としての自信になり、楽しくなるはず」と、得意な料理を通して家族との絆を深めている金子氏らしい応援のメッセージを送りました。


俳優の金子貴俊氏によるトークショー

パネルディスカッション

続いて、(株)ベネッセコーポレーション たまひよ・サンキュ!総編集長の伊久美亜紀氏の司会にて、『家族全員を幸せにする子育てとは?~パパが家族のためにできること~』と題し、石蔵文信先生と金子貴俊氏、及び、地元代表として「父親子育て応援団おっとふぁーざー」団長で現在、第三子の育児休業を取得中の舘直宏氏、子育てと仕事の両立をかなえているワーキングマザーの(株)木工房蔵 谷川智恵氏によるパネルディスカッションを行いました。

共働き夫婦での家事・育児分担のコツや、父親が家事・育児をする時の課題や解決方法について、それぞれの立場や過去の経験から意見交換することによって、家族が気持ちよく助け合うためのヒントや、上手なコミュニケーションの取り方が見えてきました。

最後は伊久美氏から「基本的なことですが、一緒に居る家族が笑顔でいることが、何よりも幸せなんですね。そのために家族一人ひとりが、自分ができることをしていきましょう」と会場に呼びかけて、満場の拍手とともに締めくくりました。


パネルディスカッションの様子


パネルディスカッション 司会とパネリストの皆さん

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