行政施策トピックス1
ジェンダーサミット10・理工チャレンジ(リコチャレ)女子中高生向けサテライトイベント
「進路で人生どう変わる?理系で広がる私の未来」の開催について
男女共同参画局推進課
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催、内閣府及び文部科学省の共催で、研究とイノベーションの質の向上を目指す国際会議「Gender Summit 10」のサテライトイベントとして「進路で人生どう変わる?理系で広がる私の未来」を開催し、女子中高生をはじめ、保護者や学校の教員の皆様を含め、約260名が参加しました。本イベントは、「理系選択の未来」を知っていただくことを目的として、学生、社会人様々な“リケジョ”の先輩をお招きし、中高生や保護者の皆様に一口では語りきれない理系進路の未来を、感じていただきました。
1.実施イベント紹介
■プログラム
- <基調講演「医師から宇宙飛行士、そして科学者へ ~理系選択で広がる夢~」>
- 向井 千秋氏
- 東京理科大学 副学長
- 宇宙航空研究開発機構 技術参与
参加者からの質問に答える向井さん
- <リケジョ経験談>
- ・SSH(スーパーサイエンスハイスクール)高校生の場合
- ・早稲田大学理工学部 大学院生の場合
- ・音楽家・数学者の場合
- <就職は?やりがいは?子育ては?理系社会人のホンネ座談会>
- 企業、大学、国際協力機関等で働く4名の社会人による座談会
座談会の様子
- <特別講演「SFを実現する情報科学」>
- 玉城 絵美氏
- 早稲田大学創造理工学部 准教授
- 女性の理系キャリア促進のためのイニシアティブWINDS大使
登壇者全員と来場者で記念撮影
2.参加者の声(一部抜粋)
- ・理系に進むことに対して少し怖いイメージもあったけど、なんとなく安心した。
- ・自分の進路を考える上で視野が広がりました。
- ・今回講演会に来てやりたいことがどんなものなのか分かった。今の自分の為にも、将来の自分の為にもいい機会だった。
- ・毎年このような企画があると中高生の進路選択に有効だと思いました。
(参考)「理工チャレンジ(リコチャレ)」
内閣府では、女子生徒等の理工系分野への進路選択を応援する「理工チャレンジ(リコチャレ)」の取組を推進しています。イベント等を通じ、理工系分野に関する理解を促進することにより、次代の科学イノベーションを担う女性人材の裾野の拡大を図っています。
(参考)「Gender Summit 10」
ジェンダーサミットは、欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会が中心となって発足した「科学」と「ジェンダー(社会的・文化的に作り出された男女)」に関する国際会議です。イノベーションの質の向上のために、性差を重要な要因と捉えて研究開発の在るべき姿を議論し、その成果を教育や人材育成、基礎研究、実用化開発等に積極的かつ実践的にいかすことを目指しています。