「共同参画」2017年2月号

行政施策トピックス3

東アジア家族・男女担当大臣フォーラムについて
内閣府男女共同参画局総務課

平成28年12月21日(水)~23日(金)、タイ・バンコクにおいて、「東アジア家族・男女担当大臣フォーラム」の第1回会合が開催されました。本会合は、我が国の主導により設立された東アジア男女共同参画担当大臣会合と、東アジア家族に関する大臣フォーラムが統合されて初めての会合であり、「家族に優しい社会:家族と男女共同参画を通じたSDGs達成への貢献」をテーマに、政策・方針決定過程への女性の参画や女性に対する暴力等について議論が行われました。

今回、我が国からは、加藤勝信女性活躍・男女共同参画担当大臣が出席しました。また、会合の合意文書として「バンコク宣言」が採択されました。

参加国

東アジア16か国(オーストラリア、ブルネイ、カンボジア、中国、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、東チモール、ベトナム)が参加しました。

我が国からの発表

我が国からは、安倍政権の成長戦略の中核である「女性の活躍」を推進するための積極的な取組やその成果について報告したほか、「働き方改革」、「女性に対する暴力」に対する取組について紹介しました。また、国際社会との連携として、G7伊勢志摩サミットにおける成果や「女性の活躍推進のための開発戦略」についても紹介しました。

バンコク宣言

会合の最後に、バンコク宣言が採択されました。主な内容は以下のとおりです。

  • 家族開発政策にジェンダーの視点を取り入れること。
  • ジェンダー平等に向けて困難を乗り越える力を持つ家族を支援し、女性に対する複合的差別等に対処する政策と制度を策定及び開発すること。
  • 女性、子供等に対する複合的暴力等を根絶するための方法を構築及び強化すること。
  • 人生のあらゆる段階及び場所において女性の十分かつ有意義な参加を促すために必要な措置をとること。
  • 女性の能力強化を通じ、潜在性を開花させリーダーシップを強化すること。


会場の様子


各国代表による集合写真

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