「共同参画」2016年8月号

「共同参画」2016年8月号

男女共同参画センターだより

三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」
公益財団法人三重県文化振興事業団

三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」は、三重県津市にある複合施設『三重県総合文化センター』に置かれています。平成6年に三重県女性センターとしてオープンし、平成13年の三重県男女共同参画推進条例の施行を機に、三重県男女共同参画センターに改称しました。同時に愛称を「フレンテみえ」とし、エントランス前広場にある女性彫刻家ニキ・ド・サンファルの作品、女神ナナ像と一緒に、県民の皆様に親しまれています。そして平成26年10月には開館20周年を迎えました。

「フレンテみえ」は、三重県の男女共同参画社会を推進する拠点施設として、『情報発信』『研修学習』『相談』『調査研究』『参画交流』の5本柱で事業を展開しています。女性に向けたエンパワーメントスクールや自己尊重感を大切にする講座はもちろん、複合文化施設の強みを活かし、知名度ある著名人をお呼びしての大型講演会や大規模な登録団体のイベント、そして音楽や演劇といった“文化”“芸術”をツールとし、様々な視点・切り口からより多くの皆さまへ男女共同参画の啓発を行っています。そして、他機関・団体との連携も積極的に行い、「フレンテみえ」も含めた県内5つのセンターと22市町が連携し、県内各地で開催する三重県内男女共同参画連携映画祭は今年度で10周年を迎え、今では来場者数7,000人を超える事業となっています。また、相談事業にも重点を置いており、離婚や女性の体・性に関すること、性暴力についてなど、相談から見えた課題を積極的に事業化しています。

平成27年度からは、『三重に新しいLIFEを!』をテーマに、働く女性や育児中の男女、独身の男女など、新しい対象に向けた講座を実施しています。今年度はジェンダー、多様性の視点から『セクシュアルマイノリティ』の課題にも取組み、講演会やグループ相談を実施していきます。また男性が参加しやすい事業も企画し、性別に関わらず来館いただけるセンターを目指しています。


フレンテみえと女神ナナ像