「共同参画」2015年 6月号

「共同参画」2015年 6月号

巻頭言

雇用や就業の場拡大や女性活躍推進を期待しているのは、いつの時代も地域であります。ローカル・アベノミクスで加速し、雇用に新たな風が吹くのではないかと期待している人も多いと思います。「地方創生」「テレワーク」が政府の重点項目に挙げられたことで、「地域とともに」が真の幸福追求の軸になり、地域を見る目も変わりつつあると感じます。私も女性や若者など次世代の仕事や暮らしを支える「テレワーク」という観点から、あらためて地域独自のワークスタイルの定着や雇用創出・地域貢献に関わっていきたいと考えております。

ご存知のように、地域では昔から実に多くの女性が働き、結婚・出産後も多くの女性が仕事を続け、暮らしを支えてきました。モノづくりや内職、パート仕事が中心でしたが、昨今では知的産業の担い手として、そのキャリアに磨きをかけ、時間に縛られない「テレワーク」に親和性を抱く女性は年々増えています。働く時間が短くても活躍する場が増やせる、東京の優秀な人材を地域が活用することで問題解決を図れる等テレワークの可能性が広がっている一方で、この言葉の浸透力はまだまだ弱い。今年秋にテレワークディ、テレワークウイークが開催される予定であり、この機会にテレワークの魅力が伝えられ、裾野が広がることを期待しています。


株式会社いわきテレワークセンター
代表取締役
(一般社団法人日本テレワーク協会副会長)
会田 和子

主な予定

*本年は「北京+20」。また、我が国が女子差別撤廃条約を批准してから30年です。

6月 男女雇用機会均等月間(主唱:厚生労働省)
6月 男女共同参画白書公表
6月23日~29日 男女共同参画週間(主唱:男女共同参画局推進本部)
6月24日 男女共同参画社会づくりに向けての全国会議