「共同参画」2014年1月号

「共同参画」2014年1月号

編集後記特別編

新年、明けましておめでとうございます。

森まさこ内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が就任してからちょうど1年になりました。安倍内閣による女性の活躍推進政策が国際的にも注目を集め、諸外国から大変多くの方々が森まさこ大臣に表敬に訪れ、意見交換されました。

昨年の主な表敬訪問をまとめて御紹介します。

(1) ラクシュミ・プリ UN Women 代表代行(5月30日)

森大臣からは、安倍内閣が進める「日本再興戦略」を中心とした経済活性化に向けた女性の活躍推進の取組について説明し、さらに、自らが先頭に立って女性の政治参画の促進に向けた取組を行っていること、男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針を作成していること、国連の取組と協働して女性に対する暴力根絶に向けて努力していくことなど、最近の我が国の取組も紹介しました。

プリ代表代行からは、我が国の女性の経済的エンパワーメントに向けた取組や、女性に対する暴力の撤廃に向けた取組などを称賛するとともに、日本が世界の男女共同参画の推進に果たす役割やUN Womenと協力関係を更に推し進めていくことなど、期待が述べられました。

ラクシュミ・プリ UN Women 代表代行


(2) シングワナ 南アフリカ女性児童障害者大臣(9月12日)

森大臣からは、安倍内閣が進める「日本再興戦略」を中心とした経済活性化に向けた女性の活躍推進の取組について説明しました。

シングワナ大臣からは、アパルトヘイト後の南アフリカの政府・民間における女性の活躍の状況について説明があり、今後、農業分野などにおける二国の女性の交流を進めていきたいとの希望が述べられました。

シングワナ 南アフリカ女性児童障害者大臣


(3) ザイナブ・ハワ・バングーラ 紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表(11月19日)

森大臣は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間中の訪問を歓迎し、パープルリボンバッチを手渡しました。

バングーラ特別代表は、9月の国連総会における女性支援を柱とした安倍総理の演説や我が国における女性を核とした成長戦略を高く評価しており、森大臣のご活躍に大いに期待すると述べられました。

ザイナブ・ハワ・バングーラ 紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表


(4) キャスリン・ラッセル 米国国務省 国際女性問題担当大使(12月4日)

森大臣からは、各府省の女性の国家公務員の採用・登用を促す取組や、上場企業の役員に1人は女性を登用することを総理が経済団体に要請したこと等、女性の活躍推進に向けた取組や女性に対する暴力をなくす運動について紹介しました。

ラッセル大使は、総理が女性の活躍推進を率先していることや、ゴール志向で取組を進めていることを高く評価すると共に、能力ある女性が子育て等でキャリアを中断せず働くことが重要だと述べられました。

会談を通じて、国内外の女性の活躍推進やDV、性的暴力等女性に対する暴力の根絶に向けて日米で共同して取り組んでいくことを確認しました。

キャスリン・ラッセル 米国国務省 国際女性問題担当大使