「共同参画」2013年12月号
巻頭言
スポーツの男女共同参画の進展に注目している。男女共同参画白書においては、生涯にわたるスポーツ活動の推進だけでなく、女性トップアスリートの出産・育児後の復帰に関する活躍支援など、スポーツ領域での取り組みが示されている。また、我が国における女性スポーツを取り巻く関心も、サッカー・野球を含めて大きく変化している。
しかし、スポーツの現場には未だ固定的な男女観が残されているという指摘も依然として存在しているほか、「女性アスリート視点」を積極的に取り入れるために不可欠な競技団体の理事等の比率などをみても、我が国におけるスポーツ分野の男女共同参画の取り組みは、緒に就いたばかりである。
また、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京開催が決定したことは、具体的なアクションに移るまでの時間から逆算しても、我が国全体で本腰を入れなければならないタイミングが迫っている。
取り残されているテーマの一つとならないよう、スポーツにおける男女共同参画の推進にも貢献していきたい。
男女共同参画会議議員
株式会社クララオンライン
代表取締役社長
家本 賢太郎
主な予定
(平成25年) | |
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12月4日〜10日 | 人権週間(主唱:法務省、全国人権擁護委員連合会) |
12月16日 | シンポジウム「女性はもっと活躍できる!〜WEPsが変える仕事の未来」(東京都港区) |
(平成26年) | |
1月11日 |
シンポジウム「女子中高生の医理系進路選択支援〜医理系の研究って、すっごくおもしろい!」 (奈良県奈良市) |
1月22日 |
シンポジウム「企業×女性起業家×学生の出会いで社会を活性化! 「ビジネスにも運命の赤い糸ってあるんです」」(東京都渋谷区) |
2月2日 | シンポジウム「理系の仕事〜いつか未来を創るあなたへ〜」(福島県福島市) |
2月12日 | シンポジウム「女性技術者登用による産業競争力強化を目指して」(東京都千代田区) |