「共同参画」2012年 12月号

「共同参画」2012年 12月号

共同参画情報部 News

News 1 <法務省> 法テラス 犯罪被害者支援業務担当職員研修

日本司法支援センター(法テラス)では、平成24年10月25日、26日の両日にわたり、全国の犯罪被害者支援業務担当職員を対象とした研修を開催しました。

研修では、内閣府犯罪被害者等施策推進室参事官による本年5月に公表された「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター開設・運営の手引」に関する講義のほか、臨床心理士(警察庁被害者支援室)による二次的被害防止を中心とした被害者対応に関する講義、弁護士による本年10月1日に施行された障害者虐待防止法に関連する講義が行われました。

また、研修参加者同士で、実際に行った被害者対応や関係機関との連携について事例検討が行われ、現場での経験等を基に、活発な意見交換が行われました。

法テラスでは、今後もこのような研修等を通じ、各地における犯罪被害者支援の取組について最新の情報を共有するとともに、政府等による犯罪被害者支援の取組の動向を把握することによって、職員の知識とスキルの向上を図り、多種多様な事案にもきめ細かく対応できる態勢を整えてまいります。

News 2 <文部科学省> 「国立女性教育会館の在り方に関する検討会」報告書について

文部科学省においては、「独立行政法人の制度及び組織の見直しの基本方針」(平成24年1月閣議決定)を受けて、「国立女性教育会館の在り方に関する検討会」を本年4月に設置し、本法人の機能、在り方及び効率化に関する抜本的な検討を行ってきました。8月28日に、報告書が取りまとまったため、文部科学省ホームページに掲載しております。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/026/toushin/1325197.htm

News 3 <国立女性教育会館(NWEC)> 平成24年度「NWEC国際シンポジウム」実施報告

10月27日(土)に、「女性に対する暴力のない社会の構築に向けて」をテーマとした国際シンポジウムを開催しました。ハワイ大学グローバリゼーション研究センター教授ナンシー・キャラウェイ氏による基調講演、竹信三恵子氏(和光大学教授)、大津恵子氏(JNATIP人身売買禁止ネットワーク共同代表)らによるパネルディスカッションのほか、シンポジウムに先立って行われた「アジア太平洋地域における男女共同参画推進官・リーダーセミナー」のアジア5か国からの研修生9名も10日間の研修成果を報告しました。