「共同参画」2012年 10月号

「共同参画」2012年 10月号

共同参画情報部 News

News 1 <内閣府> 男性の育児参加、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた行政機関の取組

本年6月に策定された「女性の活躍促進による経済活性化」行動計画にて、男性の家庭参加を公務員から強力に推進することが示されました。有志職員による活動をご紹介します。

〇「内閣府イクメンの会」(平成24年5月発足)

中川大臣の発案により、育児中の男性の交流、仕事と育児の両立がしやすい職場環境づくり、育児を楽しむイベントの企画・実施等を行っています。8月には希望する内閣府職員の子どもを対象に「子どもの職場見学会」を開催しました。お父さん、お母さんの職場を見学した後、中川大臣との懇談を実施し、「大臣にも夏休みの宿題はありますか?」など子どもらしい質問が飛び出す楽しい会となりました。

〇「人事院育メン応援団」(平成24年6月発足)

これから子育てを行う職員からの相談に育児休業取得経験者が応じる「育メンター・育メンティー」制度の創設、人事院内LANの専用掲示板を設置し、育児休業取得経験者の生の声をまとめた「育児休業取得経験者インタビュー」や育児に関わる職員を支援するための各種制度をまとめた「育児ハンドブック」を掲載するなど、男性職員が育児休業を取得しやすい環境づくりを進めています。

〇「文部科学省おやじの会」(平成16年7月発足)

有志職員からなる職員の子育て・地域活動への参画を促す職場サークルで、職員の一層の育児参加及びワーク・ライフ・バランスの実現に資することを目的に、本年8月、セミナー「“おやじの力と役割”から考える仕事も子育ても頑張れる組織とは?」を開催しました。教育現場の管理職を経験した職員による講演、育児世代の職員を交えたパネルディスカッションを通じ、仕事と子育ての両立の秘訣や育児参加の意義、職員が子育てに取り組みやすい職場づくりなどについて意見交換が行われました。

News 2 <UN Women日本事務所> オレンジ・リボンについて

世界中に蔓延する性に基づく人権侵害に対し関心を喚起するUNiTE キャンペーン「女性に対する暴力をなくす運動」にて、国連事務総長は毎月25日をオレンジ・デー(オレンジ色を身につける日)と決めました。年に一度の11月25日「女性に対する暴力撤廃国際日」だけでなく、毎月女性や女児に対する暴力根絶に対する認識を高める為です。今年7月25日に始まり、来年3月開催の第57回国連婦人の地位委員会(CSW)まで毎月行われます。

UNiTEキャンペーンでは、新しいリボンがシンボルとして作られました。デザインは、あらゆる国のあらゆる形態の暴力も根絶するという無限性を表し、オレンジ色は太陽の色であり、女性や女児に対する暴力のない明るい未来の象徴です。

オレンジ・デーを通じて、誰でも暴力に対して「NO」と立ち上がる事が出来る地球規模の行動を促進し、UNiTEのリボンが女性と女児に対する暴力をなくす活動のシンボルとして世界中に広まる事を希望します。
https://www.facebook.com/events/501034676577654/