「共同参画」2012年 8月号

「共同参画」2012年 8月号

巻頭言

国・地方の政策に対して男女共同参画の視点、女性の視点を反映させるため、審議会等において女性委員の比率を高める必要がある。

東日本大震災を受けて、防災分野での女性の参加が重要となっているが、地方防災会議における女性委員の比率は、災害対策基本法で指定機関から委員を選ぶことになっているため、これまで非常に低かった。昨年7月と本年3月の男女共同参画会議でこれを取り上げ、関係者のご尽力もあり、6月に法律が改正され、女性委員が選ばれやすくなった。

2011年5月に決定した長野県男女共同参画計画においては、審議会等の女性委員比率の目標を2015年において50%としている。また、本年4月には、それぞれの審議会等の委員の選任にあたり、この目標を下回る場合には、県庁HPにおいて、下回る理由及び今後の対応策を公表することにした。この目標を下回る場合の理由の公表については、政府や他の自治体にも広まることを期待したい。

長野県副知事 加藤 さゆり
長野県副知事
加藤 さゆり

主な予定

9月29日 男女共同参画宣言都市奨励事業(山口県山陽小野田市)
10月19日 男女共同参画フォーラム(長野県)
10月25日 男女共同参画フォーラム(愛媛県)
11月10日 男女共同参画フォーラム(神奈川県)
11月12日~25日 女性に対する暴力をなくす運動(主唱:男女共同参画推進本部)
(11月25日 女性に対する暴力撤廃国際日)
11月17日 男女共同参画宣言都市奨励事業(福井県坂井市)
11月18日 男女共同参画宣言都市奨励事業(茨城県土浦市)