• 共同参画 平成24年3月号 [PDF形式:1.91MB]

農山漁村における女性の活躍の場が広がっています。女性は農林水産業の担い手として活躍しているだけでなく、地域資源を活かした加工品づくりや消費者への直接販売などを通じて経営の多角化を目指す「6次産業化」の取組においても重要な役割を果たしています。

農林水産省では、このような女性たちの活躍を更に応援するため、24年度予算より女性向け施策を充実強化したところです。具体的には、地域農業のあり方を定めるプランづくりにおいて3割以上の女性の参画を要件化したり、6次産業化関連事業等において、女性優先採択枠を設けることとしました。さらに、女性経営者の更なる発展を促すため、地域及び全国段階で女性のネットワークづくりを進める事業も新設しました。

また、昨年10月、私が顧問となり、農林水産省内に、各局庁の女性職員をメンバーとした「農山漁村女性の能力活用推進チーム」を発足させ、農林水産省における女性支援施策の検討を率先して行っています。

我が国の食と農林水産業の再生・発展には女性の力が不可欠です。今後とも、このような取組を進め、女性を核とした農山漁村の活性化を進めていきたいと考えています。