「共同参画」2012年 2月号
行政施策トピックス
参画状況調査・推進状況調査
内閣府男女共同参画局推進課
内閣府では、毎年、政治・行政・司法等様々な分野における政策・方針決定過程への女性の参画状況等について直近のデータを収集し、取りまとめています。本年1月に公表した調査結果の概要を紹介します。
I 政策・方針決定過程への女性の参画状況
全体として、政策・方針決定過程への女性の参画の拡大は、改善傾向ではありますが、増加幅は小さい状況です(図表1参照)。
本年の調査結果のポイントは以下のとおりです。
・国会議員に占める女性の割合は、平成23年12月現在、衆議院10.9%(前回は10.9%)、参議院18.6%(前回は18.2%)。
・国家公務員の管理職に占める女性の割合は、平成22年1月現在、2.4%(前回は2.2%)。
・民間企業の管理職の割合(課長相当職)は、平成22年において7.0%(前回は7.2%)。
・司法分野における女性割合は、平成23年現在、検察官14.1%(前回は13.6%)。裁判官17.0%(前回は16.5%)。弁護士16.9%(前回は16.3%)。
・医師、歯科医師における女性割合は、平成22年で医師18.9%(前回は18.1%)、歯科医師20.8%(前回は19.9%)。
・研究者に占める女性の割合は、平成23年で13.8%(前回は13.6%)。
II 地方公共団体における男女共同参画に関する取組の推進状況
男女共同参画に関する計画は、全都道府県・政令指定都市において策定しています。また、計画を策定している市区町村は65.9%で、143市区町村で計画の策定を検討しています(図表2参照)。
都道府県防災会議に占める女性委員の割合は3.6%です。また、女性委員のいない都道府県防災会議は12となっています(図表3参照)。
詳しい調査結果については、下記URLを御覧下さい。
◆女性の政策・方針決定参画状況調べ
《http://www.gender.go.jp/research/sankakujokyo/2011/index.html》
◆国の審議会等における女性委員の参画状況調べ
《http://www.gender.go.jp/research/ratio/singi240118.pdf》
◆地方公共団体における男女共同参画社会の形成又は女性に関する施策の推進状況
《http://www.gender.go.jp/research/suishinjokyo/suisin-index.html》