「共同参画」2012年 1月号

「共同参画」2012年 1月号

行政施策トピックス

第4回東アジア男女共同参画担当大臣会合への参加について
内閣府男女共同参画局総務課

平成23年11月17(木)~18日(金)、カンボジア王国シェムリアップにおいて、東アジア12か国2国際機関の参加を得て「第4回東アジア男女共同参画担当大臣会合」が、カンボジア王国

メン・サム・アン 副首相、イン・カンタ・パビ 女性省大臣及びソウ・フィリン シェムリアップ州知事による歓迎・開会挨拶を皮切りに開催されました。

本会合は、平成18年に我が国で開催された後、継続的に開催されており、第2回会合は平成19年12月にインド・ニューデリーにて、第3回会合は平成21年6月に韓国・ソウルにて開催されました。

今回、我が国からは、中塚内閣府副大臣(男女共同参画・金融担当)を団長とする日本代表団が出席しました。また、会合の合意文書として「共同声明」が採択されました。

会合の概要は以下のとおりです。

テーマ

全体テーマは、「経済危機に対する回復力構築と前進」であり、サブ・テーマとして、「グリーン経済」、「女性と経済危機と回復」、「労働と移住」及び「ワーク・ライフ・バランス」があり、各国代表によるプレゼンテーションもこれらのテーマに沿って行われました。

参加国・機関

東アジア12カ国(ブルネイ、カンボジア、中国、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)及び2国際機関(UN

Women及び国連開発計画(UNDP))が参加しました。

日本からの発表

日本からは、中塚内閣府副大臣が、サブ・テーマ「ワーク・ライフ・バランス」のセッションにおいて、M字カーブの存在や、育児、介護の支援のための日本における取組等を紹介しました。

また、サブ・テーマ「女性と経済危機と回復」のセッションにおいて、モデレーターを務める等積極的な役割を果たし、会議に大きく貢献しました。

共同声明

会合の最後に、共同声明が採択されました。

  • 男女共同参画の実現によるバランスのとれた持続的成長の実現、特に、グリーン経済における雇用創出や女性起業家支援が必要。
  • 市民社会民間セクター等との協働、施策の実施プロセスの十分な透明性と監視システム、省庁間の調整の重要性を認識。
  • 男女共同参画と家族に親和的な企業による社会的責任(CSR)の実践を普及・促進すること、ワーク・ライフ・バランスをより推進するための支援と保障を提供するため、国、民間セクター及び市民社会の間での戦略的パートナーシップを構築することの重要性を認識。

また、第5回会合開催については、中国が持ち帰り検討することとなり、一方、ASEAN男女共同参画担当大臣会合が来年ラオスで開催されることが決まり、日中韓の担当閣僚も招待される予定となっています。

(共同声明を始め、第4回東アジア男女共同参画担当大臣会合については、http://www.gender.go.jp/eastasia/2011index.html

でご覧になれます。)

会合全体図
会合全体図

ワーク・ライフ・バランスについて発表する中塚内閣府副大臣
ワーク・ライフ・バランスについて発表する中塚内閣府副大臣

モデレーターを務める中塚内閣府副大臣(隣は議長であるカンボジア王国女性省パビ大臣)
モデレーターを務める中塚内閣府副大臣 (隣は議長であるカンボジア王国女性省パビ大臣)

各国・機関代表
各国・機関代表

カンボジア王国女性省パビ大臣
カンボジア王国女性省パビ大臣

歓迎レセプション
歓迎レセプション