「共同参画」2011年 10月号

「共同参画」2011年 10月号

連載 その2

「平成22年度学校教員統計調査」の中間報告
~大学の女性教員の状況等について~

文部科学省

文部科学省では、3年ごとに学校教員統計調査を実施しています。このたび、平成22年度調査の中間報告をとりまとめました。本稿では大学の女性教員の状況等について説明します。

※ここでいう「女性教員」とは、大学に籍を置く女性の学長・副学長・教授・准教授・講師・助教・助手のことです。

1 女性教員数

平成22年10月1日現在、大学の本務教員数は、174,934人であり(図1)、そのうち、女性教員は35,122人です。占める割合は20.1%(平成19年度調査と比べ、1.9ポイント上昇)となり、過去最高になります。(図2)

図1 本務教員数 (人)
図1 本務教員数 (人)

図2 大学における女性教員の割合の推移
図2 大学における女性教員の割合の推移

2 大学教授、准教授に占める女性の割合

大学の教授、准教授のうち女性の占める割合は、教授12.4%(平成19年度調査と比べ、1.3ポイント上昇)、准教授20.4%(同2.2ポイント上昇)となり、過去最高です。(図3)

図3 大学教授・准教授の女性割合の推移
図3 大学教授・准教授の女性割合の推移
(注)准教授については、平成13年度、16年度は助教授。

3 大学の専門分野別女性教員の割合

大学における専門分野別の女性教員の割合は、多くの分野において伸びは見られます。しかし、特に理系を中心にその割合は依然として低いままです。(図4)

図4 専門分野別女性教員の割合 (単位:人)
図4 専門分野別女性教員の割合 (単位:人)

※この中間報告は、http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kyouin/kekka/k_detail/1308729.htmに掲載しています。確定値の公表は、平成24年3月の予定です。