「共同参画」2010年 12月号

「共同参画」2010年 12月号

リレートーク

Relay Talk 1 めいわ市民活動サポートセンター理事・MCネット(明和子ども・家庭支援ネットワーク代表・DVチャイルドネットワーク代表) 江 京子(いりえ あつこ)

  • めいわ市民活動サポートセンター理事・MCネット(明和子ども・家庭支援ネットワーク代表・DVチャイルドネットワーク代表) 江 京子(いりえ あつこ)
  • 私が男女共同参画と向き合うようになったのは、三重県の「男女共同参画条例」施行一周年記念事業の実行委員を引き受けたところから始まりました。

    そこで様々な分野の女性達と出会い、自分たちの置かれている立場がやはり男性社会の中での活動に留まっていることを痛感しました。めいわ市民活動サポートセンターの立ち上げに携わり、女性たちが持っている力をもっと引き出せたらと思いました。今回、明和町議会議員選挙に出ようと思った背景にも、私たち女性自身も変わらなくては何も始まらないと思ったからです。

    20年近く子どもの虐待に関わり、その母親の自己肯定感の低さにも驚くばかりです。近年デートDVが増加する中もっと自分に自信を持って生きていける社会になれたらと思います。

Relay Talk 2 アピオあおもり 青森県男女共同参画センター 副館長 小山内 世喜子

  • アピオあおもり 青森県男女共同参画センター 副館長 小山内 世喜子
  • 当館は今年10周年を迎え、平成18年度からは指定管理者が管理運営しています。子ども家庭支援センターとの複合施設のため若い世代の来館者や、貸館による会議・研修で訪れる企業等の男性が多いことも特徴です。

    指定管理者として運営するにあたり、県の拠点施設としての事業内容の充実と具体的な事業を通して、関係機関・団体、市町村や企業、そして受講生との信頼関係を築くことに力を注いできました。

    そんな中、女性対象の再チャレンジ支援事業やプチ起業家支援事業等の受講生が、男女共同参画への理解を深めることで、チャレンジの場を広げています。また、新たなネットワークを築き、さらにエンパワーメントしている姿に、職員が逆に活力をいただいています。

    一人ひとりの真摯な対応が連携の輪を広げ、男女共同参画の推進に繋がっていくことを実感しています。