• 共同参画 平成22年12月号 [PDF形式:3.48MB]

日本が初めてホストとなっての第15回APEC/WLN会合が、海外から242名、国内から331名、合計573名という予想をはるかに上回る大勢の方々に参加いただき、盛大なうちに無事に幕を下ろしました。実行委員長として誠にうれしく、事務局として努力を重ねてくださった内閣府関係者、男女共同参画推進連携会議メンバーの諸団体、当日さまざまな形でこの会合に参加・ご協力をいただいたすべての皆様に心から御礼を申し上げます。

今回のWLN会合にはいくつかの特徴があります。これまでは女性起業家や市民運動家などが中心でしたが、今回は企業で働く女性たちにもスポットを当てました。また、WLNはAPECの非公式会合なので、提言をAPEC閣僚会議に提出するものの、その実効性については曖昧でした。そこで公式会合であるABAC（APECビジネス諮問委員会）に働きかけ、提言を実現性のあるものにするよう協力を依頼。さらに恒常的なWLNマネジメント委員会を新たに設置し、各エコノミーのWLN事務局と連携して継続的かつ累積的な活動とする。そしてKPI（重要成果目標）を設定することで、各エコノミーの経済活動における女性の活躍推進に貢献します。

ともするとお祭りで終わってしまうWLNを、日本での会合を契機に、具体的な実績を積み重ねることでその存在価値が一層向上するよう今後も努力してまいります。