「共同参画」2009年 12月号

「共同参画」2009年 12月号

リレートーク

Relay Talk 1 NPO法人参画プラネット 常任理事 伊藤 静香

  • 庭田 孝男
  • 思いもかけず、人生が動いていきました。以前の私は、「資格も能力もないから働くのは無理」、ましてや「大学院に進学することなど違う世界の話」と思うような専業主婦でした。6年前、名古屋市男女平等参画推進センターでNPOスタッフとして働くことをきっかけに、私の意識も暮らしも大きく変わりました。さらに、指定管理者制度導入でNPO活動が「働く場」になりました。現在私は、NPOで働きながら大学院に在籍しています。NPO活動が雇用の場となり、新たな人的資源の活用がなされています。こうした実践から「社会活動が「労働」となりうることで、どのような可能性と課題が生じているのか」を、女性の意識変革とキャリア形成の視点で研究しています。NPO活動者として、実践と研究の両面から男女共同参画社会を推進していきたいと私の人生が動き続けています。

Relay Talk 2 石川県女性センター 古田 道子

  • 石川県女性センターは今年10月に開館30周年を迎えました。開館を記念して毎年開催している「女性センターフェスティバル」に、今年は新たに「いしかわ女性のチャレンジ賞」の表彰式が加わり、新たな時代への節目としてふさわしい、活気あふれる行事となりました。

    私自身は女性センターでの勤務が今年で通算4年目。この間、講師、受講者などとの素敵な出会いがたくさんありました。セミナーでお会いする女性たちはみなさまとてもエネルギッシュで、いつも私の方が元気をもらっています。

    私事ですが、11月半ばから産休・育休を取らせていただくことになりました。せっかく出会えた方々とはしばらくお別れですが、女性センター職員として、また県職員として、新たな視点を身につけて今後に活かしていきたいと思います。