「共同参画」2009年 10月号

「共同参画」2009年 10月号

リレートーク

Relay Talk 1 特定非営利活動法人ピンクリボンながさき 事務局 久木田 美智代

  • 久木田 美智代
  • 乳がんの早期発見、早期治療を訴えるピンクリボン活動をやっています。10月は、乳がん月間でもあり、全国各地で催しものが行われているのではないでしょうか。女性の18人に1人が乳がんにかかると言われています。乳がんの特徴は、若い人に多いという事です。30代からかかる人が増え始め、40代後半で一番多くなります。この年齢は、ちょうど子育て年齢とも重なり、また会社などでは責任あるポストにつくころだと思います。この時期に多いがんなのです。年に1回マンモグラフィ検診を受け、自分の体に目を向けてほしいと思います。乳がんは、早期に発見すれば治る確率の高いがんです。特に、今年度は補正予算が組まれ、乳がん検診・子宮頸がん検診に対して無料クーポン券が配布されます。(特定の年齢の方に)このクーポン券を無駄にしないように是非使いましょう。

Relay Talk 2 鳥取県男女共同参画センター 企画員 石井 宏美

  • 石井 宏美
  • 4月に赴任し、広報紙の担当として、作成のスタンスを「つなぐ」「ひろげる」「愛される」と決めました。「つなぐ」「ひろげる」ことがここにいる私のテーマです。

    「つなぐ」とは、センターや職員が外と繋がることも必要ですが、県民同士、活動関係者同士、市町村同士、教育関係者、そしてその方たちが相互につながることの方がより重要と考えます。ネットワークこそが男女共同参画への関心や意識を高め全体を押し上げていく源であり、そのためにはどうすればよいか考え、支えていくことが私たちの役目ではないでしょうか。

    「男女共同参画」(社会)が見えにくいのは、方法論の方が目立ち、本来、核となるものに対しての関心や議論が足りないからではないか、とも思います。語り合える場を少しでも増やしていきたいですね。

    男女共同参画とは「一人ひとりが自己実現できる環境づくり」ととらえ、できることを少しずつ始めたいと思います。