「共同参画」2009年 4月号

「共同参画」2009年 4月号

共同参画情報部 News

NEWS 1 <内閣府> 男女共同参画会議(第31回)の開催

男女共同参画会議(第31回)の開催

3月26日、男女共同参画会議(第31回)が開催されました。

会議では、「新たな経済社会の潮流の中で生活困難を抱える男女について」とりまとめに向けた論点整理について鹿嶋敬議員から説明があり、現下の経済状況を受けて緊急に対応すべき事項について提案がありました。

有識者議員からは、「生活困難者の問題は複合的であり、一人ひとりの状況に応じた支援ができる体制の構築が必要」、「産休や育休の取得を理由とした不利益取扱については指導監督の強化等が必要」、「現代社会の変化を踏まえ、未婚の不安定就労の女性や子育てをする男性へのサポートシステムの構築が必要」、「所得再分配後に子どもの相対的貧困率が上がるのは問題である」といった意見が出されました。

また、麻生総理から、第2次男女共同参画基本計画の改定に向けて、「男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の基本的な方向」について諮問があり、議員間で意見交換が行われました。

資料等はHPをご覧ください。

http://www.gender.go.jp/kaigi/danjo_kaigi/gijisidai/ka31-s.html

NEWS 2 <内閣府> 男女共同参画宣言都市奨励事業(茨城県古河市)を開催

男女共同参画宣言都市奨励事業(茨城県古河市)を開催

2月7日、茨城県古河市と内閣府との共催で古河市男女共同参画宣言都市記念式典が開催されました。

「古河和(なごみ)舞祭」で幕を開けた記念式典では、昨年9月の市議会において満場一致で可決された古河市男女共同参画都市宣言文の群読が行われ、約800名の来場者が一斉に唱和し、すべての男女(ひと)が互いに尊重し合い共に手を携え、一人ひとりが自分らしく輝き心豊かに生活できる社会の実現を目指すことを誓いました。

続いて、内閣府から男女共同参画の現状や政府の取組等について報告の後、古河市が男女共同参画社会をテーマに募集した標語の入賞者の表彰が行われました。

さらに、作家で男女共同参画会議議員でもある神津カンナ氏により、「思慮深いまなざしを育むために」と題した記念講演が行われ、ご自身のご家族のお話などを交えながら、様々な場で男女共同参画を着実に進めていくことの大切さについて、楽しく、分かりやすくお話いただきました。

(写真:男女共同参画都市宣言文を群読している様子)

NEWS 3 <農林水産省> 「農山漁村女性の日記念の集い」

「農山漁村女性の日記念の集い」

3月10日、農山漁村における男女共同参画の促進に向けた標記の記念行事が、「日本青年館(東京都新宿区)」において開催されました。

当日は農林漁業に従事している女性達をはじめ多くの参加者(約800人)が、地域で活躍している女性達の優良な取組について聴講し、?農山漁村女性・生活活動支援協会会長(昭和女子大学学長)の坂東眞理子氏の講演とそれに引き続き行われた、指導的地位にある女性やそのような女性の登用を推進している組織の男性達によるパネルディスカッションを通じて、社会参画することの重要性や必要性について考えました。

また、記念の集いの最後には、農山漁村の女性達により、活気と元気のある農林水産業の振興を図り、住みよい地域社会づくりを実現するとともに、国民皆の農山漁村(ふるさと)を作ることを目指す宣言が採択され、農山漁村の男女共同参画促進に向けた気運の醸成を図りました。

NEWS 4 <内閣府> 平成20年度男女の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)推進事業を開催

ワーク・ライフ・バランス推進に資するセミナー等(計12回)のうち、地域の連携会議と共催した2か所の結果を報告します。

男女の仕事と生活のバランス推進フォーラム(兵庫県第4回)

2月12日、兵庫県神戸市において、ひょうご男女共同参画推進連携会議等と本フォーラムを共催しました。NPO法人わははネット理事長中橋恵美子氏の体験談に基づいた基調講演や、地域、企業、労働組合の男女共同参画推進員によるパネルディスカッションが行われました。最後は、兵庫県理事清原桂子氏により「今日今いるところから、まず自分が行動を起こそう」と締めくくられ終了しました。

男女の仕事と生活の調和推進セミナー(島根県)

3月14日、島根県大田市において、島根県男女共同参画社会形成促進会議等と本セミナーを共催しました。経済評論家兼公認会計士の勝間和代氏から「競争力になるワーク・ライフ・バランスの進め方」と題した基調講演が行われ、経営戦略としての位置付けの重要性が語られるとともに、「島根らしいワーク・ライフ・バランス」を考えるパネルディスカッションが行われました。

NEWS 5 <内閣府> 中小企業におけるワーク・ライフ・バランス推進フォーラムを開催(広島県尾道市)

2月7日、「男性も女性も働きやすい職場づくりを考える」と題するフォーラムを開催しました。

このフォーラムは平成20年度男女の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)推進事業の一つとして男女共同参画推進連携会議の構成団体の一つである中小企業家同友会全国協議会と広島県中小企業家同友会と内閣府との共催で実施したものです。

フォーラムでは、松山大学教授春日キスヨ氏より「家族リスクの深まりと経営者の役割」について基調報告が行われました。

その後、中小企業で働きやすい職場作りがどのように進んでいるか3つの事例が紹介されました。働く人の立場からヒロボシ?総務主任の溝手美穂氏より仕事と育児の両立の体験談について、また経営者の立場から?かわの相談役の川野登美子氏より家庭生活を大切にしながらいきいきと仕事を続けられる仕組みづくりについて、最後に中小企業家同友会全国協議会女性部連絡会担当常任幹事の糸数久美子氏より中小企業におけるワーク・ライフ・バランス推進の意義について報告が行われ、グループ討議と全体会議で、会場から活発に質問や意見が出されました。

NEWS 6 <国立女性教育会館> 文献情報データベースリニューアル

男女共同参画及び女性・家庭・家族に関する専門図書館「女性教育情報センター」の所蔵資料が検索できる「文献情報データベース」を平成21年1月にリニューアルし、以下の機能を追加しました。

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