「共同参画」2009年 4月号

「共同参画」2009年 4月号

行政施策トピックス 2

第6回21世紀成年者縦断調査
結果の概況 厚生労働省大臣官房統計情報部

21世紀成年者縦断調査は、調査対象となった男女の結婚、出産、就業等の実態及び意識の経年変化の状況を継続的に観察することにより、少子化対策等厚生労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的として、平成14年を初年として実施しているものです。

子どもがいる夫婦は、夫の休日の家事・育児時間が長くなるほど、第2子以降の生まれる割合が高くなる傾向がある。

子ども1人の夫婦では、「家事・育児時間なし」で35.5%、「8時間以上」で71.3%に第2子が生まれています。また、子どもがいる夫婦全体でみると、「家事・育児時間なし」で16.3%、「8時間以上」で46.2%に第2子以降が生まれており、家事・育児時間が長くなるほど子どもが生まれている割合が高くなる傾向があります。(図1)

子どもがいなかった夫婦は、妻の仕事が正規の場合43.0%に第1子が生まれている。

夫婦について、「出生あり」は出生前の、「出生なし」は第5回の妻の仕事の有無別に、この5年間の出生の状況をみました。「仕事あり」で就業形態が「正規」の場合43.0%、「非正規」の場合22.4%、「仕事なし」の場合47.6%に子どもが生まれています。(図2)

(図1)夫の休日の家事・育児時間別にみたこの5年間の第2子以降の出生の状況
(図2)妻の仕事の有無別にみたこの5年間の出生の状況