「共同参画」2008年 12月号
巻頭言
感性の時代―― 21世紀はこのように評されることがある。それを裏付けるかのように、人間の感性に訴える製品やサービスがヒットしている。これらのヒット商品誕生の過程で、女性の参画が重要な役割を担っていることが少なくない。
20世紀の経済活動は、いわゆる物理量の追求であった。女性の社会進出についても、労働力としての期待や女性自身の自己実現が根底にあった様に思う。しかし21世紀に入り、経済活動は「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へと大きく変化している。男女共同参画についても、単なる労働力の提供や自己実現のためではなく、女性ならではの価値観・感性を、商品・企業戦略へ反映するという社会的要求に応えるものに変化してきている。
これまで、日本においては、女性の価値観・感性が十分に生かされてこなかったように思う。これからの時代は女性の価値観や感性をも含めた「多様な人財」を生かせる企業でなければ、グローバル競争を勝ち抜くことは不可能であろう。従業員一人ひとりが能力を十分に発揮できる企業作りは、経営者としての使命であると私は考えている。
株式会社東芝
取締役会長
岡村 正
主な予定
(平成20年) | |
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12月20日 | 人権週間(主唱:法務省、全国人権擁護委員連合会) |
(平成21年) | |
1月29日 1月30日 |
日本・スウェーデン男女共同参画ジョイントセミナー(東京) 〃 (広島) |
1月30日 | 全国男女共同参画宣言都市サミット(岐阜県大垣市) |
1月31日 | 男女共同参画フォーラム(長崎県) |
2月7日 | 男女共同参画宣言都市奨励事業(茨城県古河市) |
2月9日 | 共同参画フォーラム2009(東京ウィメンズプラザ) |