令和2年度 男女共同参画社会づくりに向けての全国会議 開催報告

男女共同参画週間の中央行事として、6月29日(月)に令和2年度「男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」を開催しました。
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、無観客・動画配信という形での開催となりました。

主催者挨拶

始めに、橋本聖子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が、主催者として挨拶をしました。
橋本大臣は、視聴している方と登壇される方へのお礼と、「女性も男性も一人一人がお互いを尊重しながら、自分らしく生きられるような社会の実現に向けた機運が高まることを願っている」旨の期待を述べられました。

主催者挨拶写真

特別応援メッセージ

プロレスラーの蝶野正洋さんから、男女共同参画社会の実現に向けての特別応援メッセージをいただきました。
自身のご経験を踏まえ、日本がアメリカやドイツに比べると男女共同参画の意識が遅れていること、ご自身での家庭での取組、これから目指すべき社会の形などについて、ユーモアを交えてお話いただきました。

特別応援メッセージ写真

パネルディスカッション「自分らしい人生を実現するために」

NPO法人Gender Action Platform理事の大崎 麻子さんをコーディネーターに迎え、ライフシフト・ジャパン株式会社代表取締役CEOの大野誠一さん、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の川島高之さん、日本女子大学生涯学習センター所長の坂本清恵さん、Y20委員会共同代表の根岸花芽さんの4名にパネリストとしてご登壇いただき、「自分らしい人生を実現するために」をテーマにディスカッションを行いました。
人生100年時代におけるワーク・ライフ・バランス、男性の家事・育児・地域活動、社会人にとっての学び、若い世代の取組や活躍など、話は多岐に及びました。自分らしい人生を実現するために、どのように時間を使うべきか、誰もが参考とし得る内容の充実したディスカッションとなりました。
最後に、パネリストの4名に”自分らしい人生を実現するためのキーワード”をそれぞれ考えて発表していただきました。

大野さん「変化を楽しむ!!」
2020年は、歴史に残る区切りの年となる。これから、とにかくいろいろなことがどんどん変化していく。その変化を楽しむことが人生100 年時代に一番大事なマインド。いい時間の使い方を見つける方法でもある。

パネルディスカッション写真1

川島さん「Work・Life・Social 3本柱ハイブリッド」
何でも3本柱は強い。さらに、仕事、子育て、地域活動等のそれぞれの経験が、互いに他の場面でも生きるので、1+1+1が4や5や6にもなる。「お得な人生が送れますよ」とお伝えしたい。何歳から始めても間に合います。

パネルディスカッション写真2

坂本さん「自分のためのネットワークづくり」
仕事、趣味、ママ友、地域活動など、自分の糧となり、自己実現をするためのネットワークを是非作ってほしい。人としてのステップアップが、自信となり、女性が前に出る力となり、男女共同参画社会の実現にもつながる。

パネルディスカッション写真3

根岸さん「マイペース」
だらけるという意味ではなく、自分を持って長い目線で頑張るということ。人生100年時代と言われ、どんどん変わっていく世界の中で、自分を見失わずに、自分のペースで自己実現をしていけばいい。

パネルディスカッション写真4

そして、コーディネーターの大崎さんから、「今日は、自分らしい人生を送るためのヒントをいただいた。一人一人が自分で選択し、自分らしく時間を積み重ねていくことが、自分らしい人生を実現するためには大切なこと」との締めくくりの言葉をいただき、ディスカッションは終了しました。

パネルディスカッション写真5