女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆様こんにちは。

杜の都仙台から参りました奥山恵美子と申します。大変ほやほやの新人でございまして、今年の7月26日が選挙、8月24日から初めて登庁をいたしまして、やっと100日が過ぎたというようなところでございます。

政令指定都市で初の女性市長ということで、市長に就任させていただきましたけれども、ゼロから1は大変長い時間がかかったわけでございますが、1から2はもう早うございます。8月30日に林市長様が2人目の女性政令指定都市市長ということでご就任くださいまして、私としては、たった一人の寂しい時間が1か月しかなかったので、本当に何とうれしいことだろうと思いました。この勢いでいけば3番目と4番目はもう来年には確実ではないかと、実は政令指定都市の市長選が来年はあるかどうか確認してないのですけれども、勝手にそのように思っているところでございます。

また、ただいま、川野町長さんからは、大変厳しい御批評をいただいているというお話がございましたけれども、私、実は干支が兎でございます。年は選挙選ですっかりばれておりますので申し上げますが、58歳でございます。「ウサギのように耳を立てて市民の方のお声を広く聴いて市政をやってまいりたい」と、このように申しましたところ、ある日の新聞を見ましたら、「ウサギは機敏であるはずなのに、新しい市長の政策にはちっとも機敏さがない」と、このように言われておりました。私、来年に向けて、先般、一緒に仕事をしている職員に申しまして「ウサギが虎に勝つという話はどこかにないのか。来年になったら、私は新年会で、是非虎をやっつけるウサギになると宣言したい」と言いましたら、すばらしいことに、これは世界は広いもので、あるんでございます。来年、私はその話を元に、「虎をやっつけるウサギになる」という路線で仙台市長をやってまいるつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。いつまでもこんなことをしゃべっていると、福島大臣から、一体それと私の業務とどこが関係あるんだとお叱りをうけるかもしれません。

今、仙台には幾つか大きな課題がございます。例えば横浜市さん、川崎市さんもそうでございますけれども、大変待機児童が多ございます。これは長年の経緯がございまして、長い間、幼児教育は私立幼稚園を中心にやっていくということで、保育所行政は数十年間の不在がございましたので、私がここでいくらしゃかりきになっても、すぐにもどうできるということではありません。しかし、私が市長にならせていただいたからには、この保育所待機児童、間違っても全国ワーストワンに、実は去年なったのでございますけれども、そこから脱却したいということで、頑張ってまいるつもりでございます。このお話は、あるいは林市長さんも同じ課題を抱えてございますので、後ほどあろうかと思います。

それらをお話ししてもよろしいのですけれども、きょうは、私が市長選の中でもお話をしました、若者を支援するまち・仙台についてお話させていただきます。杜の都仙台は学都仙台でもございます。学都であるということは、たくさんの学生さんがいらっしゃって、井上ひさしさんの『青葉繁れる』、また、北杜夫さんの『どくとるマンボウ青春記』、また、今ですと、伊坂幸太郎さんのいろいろな小説、みんな仙台の学生時代を扱っております。ただ、ここのところ、少子化の影響で学生の数が減ってございます。また、東京の首都圏の大学の方が就職に有利だということで、そちらに流れるということもございます。私としては、これは大変遺憾でございまして、青春のまちとしての仙台をもう一度再興したいというのが、私の大きな目標であり、皆さんにお訴えしていることでございます。そして、そのためには、魅力ある大人が、魅力ある声で、本当の大人はこうなんだということを学生さんに語りかけ、一緒にやっていかなければいけないと思っていろいろやっているところです。

ついに持ち時間がなくなりましたので、これ以上、私の話を聴きたいという方は、是非、仙台市においでくださるか、もしくは、この1月30日から公開されます伊坂幸太郎原作の『ゴールデンスランバー』という映画に、仙台の街中と、そして、大変ちっぽけな我が仙台市役所、加えて、仙台市の下水道が出てまいりますので、どうぞ、それらをごらんいただきたいと思います。ありがとうございます。