女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆様こんにちは。

お米のおいしいところです。それから、つるつきいちご、今旬ですけれど。おいしい大利根町といって、東京から1時間ぐらいの関東平野の町から参りました柿沼と申します。資料がありますので、ごらんになったりしていただければと思います。

大利根町は、昭和22年にカスリーン台風で決壊をした決壊場所のある町でございます。ここに写真を載せておりますけれど、非常に穏やかな利根川、私もグライダーに乗ったりして、いつも楽しんでおりますけれど、そういうときと台風のときでは様子が違います。ですから、そこをあずかっております町長といたしましては、子育て支援、男女共同参画を進めていくためにも、是非、築堤、堤防の強化と、八ッ場ダムをつくってもらいたい。あと6年で仕上がるわけですから、これをやっていただきたいというのがあります。

私は、「童謡のふるさとおおとね」ということですけれど、コンセプトとして童謡を取り入れておりますのは、きょうも皆様方のお手元に資料で届けさせていただいておりますが、下總皖一先生という音楽家の生誕地でございます。その先生は芸大の学部長でございましたけれど、3,000曲ぐらいつくっている中の500曲ぐらい校歌をつくっております。ですから、皆様方も今39都道府県から260校分集まっておりますが、我が母校はどうかなということでもう一回見直していただいて、情報をお寄せいただければ有り難いと思っておりまして、音楽はすべての根本として、町のコンセプトに生かしております。資料に「おおとね」という字を描いたのがありますが、これは3種類のお米でつくりまして、今、福島大臣にプレゼントしたのはそのときのお米でございます。もち米です。私は現場主義でございまして、子どもたちと稲を植えたり、刈ったり、すべてこういうふうに行ってきております。

私は埼玉県庁で30年の中でいろいろな仕事をさせていただく中で、いつでも男女共同参画を視点とした仕事展開をしてまいりましたので、町長になりまして、小さな町をどうするか。地域力、そして、男女共同参画、あったか子育て、優しい老後ということで展開をしてきております。

資料の裏面に幾つかありますけれど、1つ言えるのは、子どもたちに対して大人が3人いるという状況の中で、子育てをする世代、あるいは高齢者を荷物と見るのではなく、地域を守る、地域の目として地域の人たちに活躍していただくというコンセプトに変えました。ここに、中学校全校生徒の「ケサラ」の合唱の図を載せておりますが、この中学校は1校しかありませんが、不登校の子どもも不良になっている子どもも1人もおりません。この指揮をしているのは剣道部のキャプテンでございます。

私は廃園になっておりました保育園も復活しまして、子育て支援の拠点に使っておりますが、各地から視察が訪れるほど非常に賑わっております。今、待機児童もおりませんし、様々なことで男女共同参画の中では、20%の参加率、あるいは、このように婦人防火クラブ、様々なところで活躍をしていただいておりまして、女性の方々は、自分自身の存在価値を再発見していただきたいと思っているわけでございます。

私は、女性が意識を持って動けば地域が変わることを確信しておりますので、是非、皆さん、その点もよろしくお願いいたします。

御静聴ありがとうございました。終わります。