女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆様こんにちは。

埼玉県入間郡越生町の町長の田島公子と申します。ここから約1時間40~50分かかります。通勤のときですと2時間以上かかると思いますので、こちらまでお勤めの方はそんなにはおいでになりません。大手町とか銀座にはお勤めの方はおいでになると思います。

私の町は、東京から50キロ圏で、人口が13,000人、面積が約40平方キロメートルの町でございます。古くからの町で、今年が町制120周年になります。町村制始まって以来の町。埼玉県はみんな町から大きくなって市になってはおりますが、ずっと町であるということは、人口的に等高線状態というか、微増していたのが、今は微減しまして、少子化が大変問題になっているところでございます。高齢化率は24%でございます。

私は、この2月に町長になりまして、まだ10か月でございます。その前は議員を2期ほどしておりまして、私どもの町は、女性議員は定数1の指定席みたいで何十年もずっとそうだったのですが、私が議員になったときに女性が3人になりました。定数16でしたので、非常に画期的なことだったのです。ただいまは11人の定数になりまして、2人当選したのですが、私が町長に移りましたので、女性議員は1人です。市部では、女性議員も大変多いのですが、今、町村部ではゼロだったり少なかったりしていますので、皆さんどうぞ議員に立候補してください。それが男女共同参画の多分力になる一番だと思います。

女性は立候補するのに、周りを説得しなくてはならない。それから、御本人が大決心しなければならない。そこのハードルが高いのですが、立候補すれば、同じ思いの方は大勢おいでになります。市民派の議員として当選することはかなり可能と思いますので、ダメもとでどうぞ立候補なさってみてください。私は3日前に立候補を決意して当選しました。議員のときはそうだったのです。小さい町だと可能です。

今、町長になりましては、徹底した情報公開と、計画段階からの町民参画をマニフェストの1番に掲げまして、ただいま「第5次長期総合計画」を策定しているのですけれども、町民から手を挙げていただきまして、52人の方に、現役の方が多いですから、ウィークデーの夜、無償でけんけんがくがくの議論をしていただいています。今、その素案を作成中です。これからもう少しかかって来年度につくるのですけれども、町民の、大学生の方から大学院の方、あるいは定年になった方とかいろいろな方でございます。画期的なことと思います。

子育て支援がマニフェストの2番で、来年度ですけれども、第3子からの保育料を無料化いたします。これは保育園の子と幼稚園の子とすべて第3子以降は無料にしたいと思っております。それから、医療費の無料化は前町長がしたことですが、ただいま中学生までの無料化をしております。どちらも予算が厳しいのですが、続けてまいりたいと思います。

小学校が2つありまして、1つは大変小規模校なのですが、今度来年度から入学者が10人ぐらいになります。ですから、町の方からバスを向けて、複式化を防ぎたい、そして、なおかつ継続したいというふうに今は進めております。

私が町長になって、女性町長ならではというのは、保育園の食器を、ペン樹脂に変更する予定だったのを高強度磁器に変えました。それは多分私が女性だったからかと思います。

とにかく皆さん、小さい町でお金がなくて、大変苦労をしておりますが、大きくてお金がある町でも税収が減っていまして、大変ですので、頑張っていきたいと思います。どうぞ、立候補を考えてみてください。