女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

皆さんこんにちは。

ここから1時間ぐらいのところなんですが、茨城県常総市の市長長谷川典子です。よろしくお願いいたします。

4分ということで、前置きをやめにいたしまして、早速お話に入らせていただきます。私は昨年8月に就任いたしまして、まだ1年と4か月しかたっておりませんので、市の行政のことはまだ一生懸命勉強をしながらやっているというところでございます。市の将来像がありまして、これが「健やかに 人を育み みどり豊かな まちづくり 常総」となっておりますが、ちょっと何のことだかわからなかったんですが、私はとにかく最優先に、まちの中で子どもたちの笑い声が聴こえる、そんなまちにしたいということで、子育てあるいは教育の方を再優先的にしているわけです。

私も初めて就任させていただいて、そして、何をしようかと。それは、まず、若い人たち、女性、それから、生活者からいろいろな意見を聴こうということで「じょうそう井戸端会議」を開きました。これが今までにないような問題、あるいは提言、要望もありました。そういうことを踏まえて、子育て支援のことで困難に直面しているところについてお話をさせていただきます。せっかく大臣が見えているので、少し大臣にも要望を踏まえながらお話をさせていただきたいと思います。

私が、この4月からマニフェストに沿って予算・事業を立てていきましたけれども、例えば学童保育を学校につくろうということになりましたが、私どもの学童保育の担当は福祉にあるわけです。そうすると、学校は教育の場面ですので、そこのところのバランスといいましょうか、規制といいましょうか、そういうことが大変難しいんです。玄関を別にしなくてはだめだとか、そんな細かいところまでの規制がたくさんありまして、財政の厳しい中で、玄関一つつくるのにはお金がかかりますし、いろいろな書類上の手続きの時間もかかっております。そういうような規制の中でのバランスの悪さを、取り払ってほしいわけです。私はこの子育て支援、学童クラブにしても、それから、もう一つ今進めているのが認定子ども園、幼稚園と保育園の一体化をすることを進めているのですけれども、これも幼稚園の方は文部科学省、もう一つの保育所の方は厚生労働省になっておりますので、これがなかなか大変なんです。そこで、こういう制度を一本化してほしいと。そうすれば、早く保育所もできるし、それから、待機児もなくなるのではないかということです。

それから、もう一つ言っておきたいのですけれども、3年生まで子どもの医療費の無料化を拡大したわけです。ところが、これは国保の方の圧迫をするということで、国の方にペナルティーを納めなくてはならないというようなことで、大変厳しい中で、片方では自治体としては、一生懸命少子化対策にしているんですが、これがまた負担になってくるのです。今こういう壁がたくさんあって、なかなか自治体も苦しんでいるという、この苦しんでいるところを皆さんにきょうはお話をさせていただきました。

大臣を中心にして、女性がネットワークをとりながら、制度の一本化を進めていければなと思っております。ありがとうございました。