女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

北海道旭川の隣にございます空港のある町、東神楽町長をやっております川野と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

北海道は、今御挨拶させていただきました高橋知事がおりますので、大変素敵な知事でございまして。私は、市町村では女性唯一なんでございますけれども、高橋知事の魅力に大変負けておりまして、ちょっと影が薄いような存在でございます。

東神楽の紹介をさせていただきますと、皆さん、富良野・美瑛という大観光地は御存じですよね。富良野・美瑛の隣でございます、わが町東神楽は、旭川の旭山動物園へ行くときには、必ず役場の前を通っていただかないと行けないような状況でございまして、通り道の町というようなことで、大変目立たない町なんでございますが。しかし、そんなことばかりも言っておられないというようなことで、今奮起しているところでございます。

皆さんのお手元には、こういう町を紹介するパンフレットがいているのではないかと思いますが、実は、私、去年の2月に就任いたしまして、2年近くがたちます。庁内で、ワーク・ライフ・バランスとか、そういうようなことを言っても、「町長、それは何ですか」というようなことで、女性の問題はもとより、男女共同参画に関しても、大変関心の薄い役場状況でございまして。私もちょっと横文字を使わない方がいいのか、迷ったわけでございますけれども、いや、また、そんなことも言っておられないということで、少しずつ中を改革していくようにしております。

きょう皆さんにお配りしておりますパンフレットにつきましては、これは今年の4月に就職してくださった女性の広報担当職員が、きょうのためにつくってくれました。広報担当に女性職員を配置いたしまして、女性の視点で、若い視点で、東神楽町の魅力をどんどん発信してくれるようにというようなことで一生懸命仕事をしてくださって、きょうのようなパンフレットをつくってくれております。

男性職員にも、大変若い職員が多ございますので、結婚して、子どもを何人も産んでくれるんですよね。それで、男性職員にも子育て休暇を取るようにということで、今年は育児に関する休暇を男性職員が積極的に取るなど、制度を整備してきました。そういうようなことで、子育てにしても、男女共同参画にしても、余り目立たないかもしれないんですが、質の向上というようなことで一生懸命頑張っているような状況でございます。

私、大変注目してくださっているようで、新聞紙上では厳しい評価をいただくこともあります。大変そういうことを悩みに感じているんですが、男性の周辺の町長さんに聞いても、同じ悩みを抱いているというようなことで、これは女性だけではないんだということでさらに頑張っていきたいなと考えております。ただ、福島大臣には、また継続してこういう会合を開いていただければうれしいなと考えている次第でございます。

大変粗々しい御挨拶でございましたけれども、是非、旭川空港のある町でございますので、一度いらっしゃってください。よろしくお願いいたします。