☆男女共同参画情報メール第70号(H16.9.3発行)
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●男女共同参画局から

出産前後には父親も育児休業を!!

                     男女共同参画局総務課総括課長補佐 齊藤 馨

 妻が二人目の子どもを出産したことに伴い7月末まで育児休業を取得し,8月から職場
に復帰しました。意外なことに,内閣府ではこれまで男性職員の育休取得者がいなかっ
たため,記念すべき「内閣府男性職員第1号」ということとなりました。社会全体で見ても,
男性の育休はまだまだ普及しているとは言い難い状況ですが,それが少しでも広まるよ
う,今回,実際に育休を取得して分かったこと,感じたことなど,いわゆる「経験者の生の
声」を紹介させていただきたいと思います。

 「父親の育児休業」と聞くと,今流行のいわゆる「専業主夫」を連想して,「うちは専業主
婦だから」「妻が高給取りというわけでもないし」などと考えて,自分とは関係がないと思
ってしまう男性の方が大部分だと思いますが,父親であれば誰でも育休を取ったほうが
良い時期があります。
 それは,妻の出産の前後です(当然のことですが,一人目の子どもの出産前に育休を
取ることはできませんので,その場合は出産後ということとなります。)。
 今回の経験を通じて,二人目(以降)の出産の前後は,出産・育児に専念できる一人
目の場合とは異なり母親一人ではとても手が足りないということが良く分かりました。また,
一人目は妻に任せきりだったのですが,全てが初めての経験で分からないことを相談で
きる相手も近くにおらず,特に精神的に大変だったということを,今回の妻の余裕を通し
て気づかされました。このように一人目,二人目(以降)にかかわらず,出産前後は父親
が必要とされている時期ですので,何としても育休を取るべきだと思います。
 以下では,私の育休の様子を,二人目(以降)の出産前後の父親の役割という点を中
心に報告します。

(入院まで)
 臨月を迎えた妻はあまり外出することができなくなり,日中は,娘と2人で公園で遊んだ
り,親子教室(水泳,英語,乗馬,クラシック・バレエ(見学のみ))に通ったりして過ごし,
買い物をして家に帰ることが日課となりました。どこに行っても「育休中のお父さん」は珍
しがられ話題には困りませんでしたが,水泳教室ではみなさんちょっと戸惑っているよう
でした。買い物については,折込みチラシを比較して安い商品を見つけたり,値引きチケ
ットを切り取って持って行ったり,遅い時間に行って値引きシールの付いた商品を探した
りと,だんだん板に付いてきました。その当時は,毎日娘と遊び歩いているだけで,本当
にこれで良いのかなと思うこともありましたが,後から振り返ると,この時期にじっくりと娘
と向き合ったおかげで,その後の母親のいない1週間(「魔の1週間」)も楽しく過ごせたの
ではないかと思います。

(入院から退院まで)
 予定日が近づくにつれて,「出産入院中,母親は上の子ども(たち)の面倒をみることは
できない。」ということを実感するようになりました。眠たくて気持ちが不安定になっている
時などに,娘が「ママちゃん,赤ちゃんを産んだら直ぐに帰ってくるの。」などと愚図るよう
になったのです。出産入院中の1週間,母親と離れるということは幼い子どもにとって大
変な問題で,自分以外に子どもの面倒をみることができ,子どもも安心できる支援者の
あてがなければ,母親は安心して二人目(以降)の出産に臨むことができないということ
が分かりました。「おじいちゃん」「おばあちゃん」の協力ということもありますが,父親がこ
の役割を担うことができればそれにこしたことはないと感じました。
 実際の入院中,娘は最初の晩の寝付く前と毎日のお見舞いの帰りに少し愚図るぐらい
であまり手を焼いたことはなく,最後には「今日はお見舞い行くの止めようか。」と言い出
す始末でした。この言葉を聞いた時には,私の育休取得の成果だと妙な感動を覚えまし
た。

(退院から職場復帰まで)
 「床上げ21日」などと言うように,妻が体力の回復と赤ちゃんのお世話に専念できるよう,
引き続き長女と遊び歩くことが私の役目の中心となり,これに新たな仕事として沐浴とオ
ムツ替えが加わりました。それなりに「赤ちゃん帰り」したように見える長女は家の中では
妻に纏わりつくようになり,極力外に連れ出すようにしました。仮に私が育休を取得せず
妻一人だったら,2人の娘の世話に追われ自分の体力回復どころではなかったことでしょ
う。また,長女の方も外出もできずに相当フラストレーションが溜まったことと思います。
誕生から1ヶ月が経ち,母子ともに順調に回復・成長して一息ついたところで,私の育休
は終わり職場に復帰しました。

 今回の育休を通じて得た最大のものは長女との絆です。日ごろ仕事に追われていると
子どもにとって父親は「お休みの時だけ会う(優しい(母親からみると「甘すぎる」))おじさ
ん」になりがちですが,長女とじっくり向き合い,褒めたり,なだめたり,教えたり,叱ったり,
また,共に「魔の1週間」を乗り切ったりしたことで,本来の親子の関係を築けたという気
がしました。また,子どもの世話をしながら家事をこなすことの難しさも身を持って経験で
きたことも,今後の私たち夫婦にとって大きな意義があったと思います。
 一般化はできませんが,父親の育休にはこんな利点や楽しみもあり得ますので,もっと
もっと普及して欲しいと強く感じました。

 最後に,育休中,力を合わせて私の抜けた穴をカバーいただいた男女共同参画局,特
に総務課の皆様に,この場を借りて心から御礼を申し上げさせていただきます。皆様方
のご協力がなければ,このような貴重で素晴らしい体験をすることはできませんでした。



((本稿中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、
  男女共同参画局の見解を表明したものではございません。)) 
             
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●お知らせ

[イベント情報]
 
○「男女共同参画宣言都市奨励事業」開催予定
 三重県名張市
 日時:平成16年9月4日(土)
 場所:名張産業振興センター アスピア

○「全国男女共同参画宣言都市サミット」開催予定
 茨城県水戸市
 日時:平成16年11月12日(金)
 場所:茨城県立県民文化センター大ホール

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●最近の主な動き

[その他]

○下記の調査報告が公表されました。
 ・「地方公共団体における男女共同参画社会の形成又は女性に関する施策の推進状況」
   http://www.gender.go.jp/suisin-index.html

 ・「女性の政策・方針決定参画状況調べ」
   http://www.gender.go.jp/statistics-index.html

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●ホームページ新着情報

[地方公共団体関連]


○地方公共団体からのお知らせ・新着情報は、ホームページより
 提供しています。

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・国については、各種公表資料の他、内閣府の施策の概要や、
 関係省庁の取組等の情報を提供します。特に配偶者からの暴力
 については、被害者支援に役立つ情報提供を行います。
・各地方公共団体については、計画の策定・条例の制定等の情報
 を含め、主要施策の最新情報を網羅的に提供します。
・その他、民間団体の動き、国際的動向についても紹介します。
 情報メールと併せて御利用ください。

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 次号は、9月17日(金)に配信する予定です。
 
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